青森市がデジタル技術で魅力を集約
青森市は、2024年7月30日にデジタル田園都市国家構想交付金を活用し、AIによる「青森市イベント情報集約サイト」を正式に導入しました。この新サービスは、観光情報を効率的に提供することを目的にしています。
サービス導入の背景
雄大な自然に囲まれた青森市は、八甲田連峰や陸奥湾などの自然景観、三内丸山遺跡や青森ねぶた祭りといった貴重な文化財が点在する魅力的な地域です。年間を通じて数多くのイベントが開催される中、それらの情報が市民や観光客にうまく伝わっていない状況が課題とされていました。この問題を解決するために、青森市はインフォモーションのAIイベント情報集約サービスを導入しました。
サイトの特徴
1. 多様なイベント情報を網羅
新しいサービスでは特許取得済みのAI技術が活用され、インターネット上の各種ウェブサイトからイベント情報が自動収集されます。大型イベントから個人主催の小規模なものまで、幅広い内容を網羅し、市内のイベント情報を一元的に管理します。
2. ユーザーのニーズに対応
「青森市イベント情報集約サイト」には、ユーザーからのイベント掲載依頼を受け付ける専用フォームが設けられています。この仕組みにより、Webサイトを持たない小規模なイベントの主催者も情報を発信できる場が提供されます。
3. シンプルな情報取得体験
集約されたイベント情報は、誰もが簡単にアクセスできる形で配信されます。ユーザーは、キーワード、日付、カテゴリ(全8カテゴリ)を用いた検索ができ、さらに人気ランキングや並び替え機能も搭載されています。
4. 宿泊施設情報のアクセスも簡単
本サイトでは、大手宿泊予約サイトのプランを比較・検索できる機能が実装されています。宿泊日の設定、人数、予算に応じて、自分に合ったプランを容易に見つけられます。また、「過去の宿泊施設混雑状況カレンダー」を通じて、宿泊に関する有益な情報にも手軽にアクセス可能です。
5. 業務負担の軽減
インフォモーション社が情報収集や配信、サイト運営を担当するため、青森市側の業務負担は最小限に抑えられます。これにより、行政の職員が他の業務に集中できる環境も整えられています。
コメントと期待
青森市では、AIの力で多様なイベント情報を得ることができ、宿泊施設予約も一元管理できるこのサイトを多くの市民や観光客に利用してもらうことで、地域への誘客を進めたいと考えています。
インフォモーション社も青森市民や観光客、イベント企画者のために、地域活性化を目指して努めるとしています。このように、AIの活用によって青森市の魅力を効果的に発信する新しい方法が実現しました。