カリフォルニアの新星「プレスキール」日本初上陸！その魅力に迫る

2025年9月1日、日本のワイン市場に新たな風が吹き込まれます。株式会社都光が、日本正規輸入代理店として「プレスキール」というワイナリーのワインを初めて販売開始します。これは、ブルゴーニュの哲学を具現化したカリフォルニアのワインで、特にサンタ・マリア・ヴァレーのテロワールから生まれたものです。

プレスキール・ワイナリーの誕生

プレスキール・ワイナリーは、アーカンソー州の農業一家マーフィー家によって設立されました。彼らは2007年にカリフォルニア州サンタ・マリア・ヴァレーの未開墾地を取得し、ワイン造りの夢を追い求め始めました。目指したのは、ブルゴーニュのテロワール哲学をカリフォルニアの地で実現すること。太平洋に近く、冷涼な気候や独自の土壌が整っています。

サンタ・マリア・ヴァレーのテロワール

サンタ・マリア・ヴァレーは、カリフォルニアでも古いAVA（アメリカのブドウ栽培地域）として広く知られています。地域の特異な地形が太平洋からの冷風を送り込み、ブドウの熟成に理想的な環境を提供します。ここで育つブドウは、酸のバランスが良く、エレガントなスタイルが特徴。オー・ボン・クリマやビエン・ナシードといった有名ワイナリーもこの地に位置し、そのポテンシャルを示しています。

ワイン造りに込められた理念

マーフィー家にとって、ワイン造りは単なる商業活動ではなく、地元に対する深い愛情と敬意を反映したものです。「プレスキール」という名前は「ほとんど島」という意味で、彼らの特異なテロワールを象徴しています。この思想が、カリフォルニアにおける新たなワインの形を模索する基盤となっています。

ディジョン・クローンの魅力

プレスキール・ワイナリーのワイン作りには、ディジョン・クローンが重要な役割を果たしています。1984年にフランスから導入されたこれらのクローンは、華やかなアロマとエレガントな味わいが特長です。その中でも、クローン777は果実味が豊かで、しっかりしたタンニンを持ち、ワインに奥深さを与えます。

ブルゴーニュの巨匠とのコラボレーション

プレスキール・ワイナリーのワイン造りには、ブルゴーニュの名門ドメーヌ・デュジャックの醸造責任者、ジェレミー・セイス氏が2015年から関わっています。彼の専門知識と経験は、ブドウ畑の健康維持や生物多様性の向上に寄与し、プレスキールのワインに独特なエレガンスを与えています。彼の手によって、ブルゴーニュの哲学がカリフォルニアのテロワールと見事に融合しています。