YKK AP、上海に新会社設立!中国市場向け調達力強化へ
YKK AP株式会社は、グローバル事業拡大に向けた調達力強化の一環として、現地法人であるYKK AP中国投資社が新たに「YKK AP上海国際貿易社」を設立したことを発表しました。7月1日に事業を開始した同社は、中国国内企業からの材料や部品・部材調達を行い、中国、アジア圏、日本への供給を強化することで、商品力とコスト競争力の向上を目指しています。
YKK APは、1999年から中国での事業を開始し、現在中国国内に製造拠点3カ所、営業拠点10カ所を展開しています。同社は、中国向け窓・サッシに加え、グローバル製造供給拠点として部品・カーテンウォールや日本向け樹脂形材を製造しており、中国国内では「中国門窓・CW業界十大ブランド表彰」を国外企業で初めて8年連続で受賞するなど、高い評価を獲得しています。
今回の新会社設立は、YKK APグループの中価格帯商品でのグローバル事業拡大に向けた調達力強化を目的としています。中国の最先端技術や多様なサプライチェーンを活用することで、より高品質でコスト効率の高い製品を供給することが可能となり、競争力強化に大きく貢献すると期待されています。
上海国際貿易社の概要
設立: 2024年7月1日
資本金: 500万元(約1億円)
代表者: 董事長:松本 昭弘、総経理:史 玮
従業員数: 5名(設立時)
事業内容:
- - 中国国内サプライヤーの開拓、調査
- - 建材に関係する材料・部品・製品・設備・物流資材の卸売・輸出入販売
- - アフターサービスの提供
YKK AP中国投資社の概要
設立: 2019年(中国での事業開始:1999年)
従業員数: 34名(2024年4月時点)
資本金: 3000万ドル
代表者: 総経理:松本 昭弘
事業内容: 中国AP事業の統括
YKK APは、今後も中国市場での事業拡大を積極的に推進し、高品質な製品とサービスを提供することで、顧客満足度向上と社会貢献に努めていくとしています。