住宅業界の未来を切り開く「LOCAS会議」の新たな取り組み

コロナウイルスの影響が広がる中、住宅業界も例外ではありません。特に、企業の運営方法や働き方について頭を抱えるパートナーが増えています。そんな中で、「LOCAS会議」が新たな挑戦としてオンライン形式でのディスカッションを展開し、業界関係者の声を集める重要な場と化しています。

LOCAS会議とは？

LOCAS（ロカス）とは、住宅業界内でのブランディングを考える実務者のためのアカデミーです。発起人である青栁弘昭氏が代表を務める長野県の住宅会社「SUNPRO」は、業界の現状を打破するために、多彩なアイデアや実践的なソリューションの提供を目指しています。

オンライン化の理由と効果

過去には四半期ごとに開かれていた「LOCAS会議」が、コロナウイルスの影響でオンライン開催に切り替わったのは2020年5月のこと。これにより、参加者は各地から自由に参加できるようになり、より多くの工務店と知見を共有することが可能になりました。

実際の会議では、オンライン住宅内覧会などの体験が行われ、全国の工務店同士が貴重なノウハウを交換しました。この取り組みは、コロナ禍を逆にチャンスに変えるための一歩であり、新たな働き方やサービスの在り方を模索する機会となりました。

成功事例と課題の共有

報告された内容では、コロナショックを「コロナチャンス」ととらえた事例が豊富に紹介されました。参加者は実際にオンライン内覧会に参加し、抱える課題や問題点を共有しました。リモートワークが難しいとされる住宅業界にあっても、実際に課題を議論することで解決策を導く豊富な意見が集まりました。

さらに、現場でのコロナ対策についても情報が交換され、具体的な実践例が多数紹介されました。これにより、オンラインで情報共有を行う意義が明確に認識されています。相談や課題の共有を通じ、多くの工務店が持続可能な事業運営へとシフトしていくことが期待されています。