AIでシニアを彩る
2025-09-12 16:12:28

AIを活用した新たなオンラインカラー診断がシニア世代に笑顔をもたらす

AIを活用した新しい試み



2025年8月28日、福岡県久留米市の特定社会福祉法人「ほほえみ」の「サービス付き高齢者向け住宅なごみ」にて、日本初のAIを駆使したオンラインカラー診断が行われました。この取り組みは、一般社団法人国際エンパワーカラー協会が主催し、敬老の日を前に高齢者の「おしゃれ心」を応援する新しい活動として注目を集めています。

背景と目的



日本は今や世界でも有数の超高齢社会となっています。シニア世代にとっての「おしゃれ」は、外見だけでなく、心の若さや幸福感を維持するための重要な要素です。しかし、多くの高齢者は外出やショッピングが難しく、ファッションを楽しむ機会が限られています。こうした現状を受け、介護施設でオンラインカラー診断を行うことにより、シニアの皆さんに新たな喜びを提供することを目指しました。

医療ではない、心豊かな活動



オンラインでのデジタルカラー診断は、特許を取得した技術を用いて行われ、参加者は自身に似合う色やファッションを簡単に知ることができます。この非接触型の診断は、介護施設において新たな「心のケア」を提供するものとして期待されています。

参加者の生の声



当日、診断を受けた吉村ミネ子さん(89歳)は、「まるで別人みたい!亡き夫に話しかけたくなるほど嬉しい」と笑顔で話しました。彼女は診断後、デイサービスにて自分の変化を報告し、喜びを他の参加者と共有しました。

同じく参加者の古賀初子さん(84歳)は、「口紅なんて久しぶり!鏡を見て思わず微笑んだ」と言い、普段は難聴のご主人に自らの喜びを報告していました。この取り組みがもたらした笑顔や会話は、夫婦関係にも良い影響を与え、古賀さんは翌日にはピンクの洋服を着るなど、前向きな変化が見られました。

施設の思い



福岡県久留米市にある「サービス付き高齢者向け住宅なごみ」の施設長、上野利惠子氏は、「高齢期を心豊かに彩りある時間として過ごしていただくことが私たちの願いです。色の力を取り入れることで、笑顔が増え、生活の質(QOL)が向上することを実感しました」と語り、この活動の意義を強調しました。

デジタルカラー診断の革新



通常の布を使用した対面診断とは異なり、今回の取り組みはデジタルカラー診断を用いた画期的な試みです。この診断はiPadを使用して行われ、診断後には施設職員によるリップメイクも実施されました。診断結果はアウトプットを家族に届ける「私のカラー通信」として渡され、新たなコミュニケーション手段にもなります。

持続可能な取り組み



一般社団法人国際エンパワーカラー協会の代表理事、内藤弘子氏は、「おしゃれには心を若々しく保つ力があります。デジタルカラー診断を通じて、シニアの皆さんに『似合う色』を届け、自信を持つきっかけになればと思います」と期待を寄せています。

この取り組みは他の高齢者施設にも広がり、「おしゃれと笑顔」を通じて新しい社会的ムーブメントを形成することを目指しています。今後、ボランティアを受け入れる高齢者福祉施設も募集しており、活動の更なる拡充が期待されています。

デジタルカラー診断とは



デジタルカラー診断は、従来の布を使用した診断とは異なり、オンラインで行うことができる新しいスタイルのパーソナルカラー診断です。2023年に特許を取得しており、今後ますます多くの方々が参加できる機会が増えるでしょう。詳細は公式サイトをご覧ください。


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会社情報

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一般社団法人国際エンパワーカラー協会
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