特別展「ひみつの花園-Our secret flower garden-」
大阪府東大阪市民美術センターでは、2023年4月28日から6月6日まで、特別展「ひみつの花園」が開催されます。
この展覧会は、1910年に英国人作家フランシス・ホジソン・バーネットが執筆した名作『秘密の花園』にインスパイアされたものです。この物語では、孤独な少女が廃墟と化した庭を再生させることで、人生の喜びを見出していく様子が描かれています。英国ではガーデニングが盛んであり、植物との関わりが心身の健康に寄与すると考えられています。このような背景を持つ「花園」は、さまざまな文化的意味を持つ通り、東大阪市においても一つの象徴として存在しています。
「花園」という地名は、実は花畑や庭園の意を持っています。この地区がかつて美しい花園であったとの伝承を元に、本展では古の花園の姿が表現されます。来場者は、センター内に展示される市内各所で撮影された写真作品や、現代美術作品を通じて、いにしえの花園の風景を楽しむことができます。参加作家には、今村文、大塚泰子、奥田美樹、山田純嗣、渡辺英司の5名が名を連ねています。
展示の概要
- - 会期: 2023年4月28日(水)~6月6日(日)
- - 会場: 東大阪市民美術センター
〒578-0924 東大阪市吉田6-7-22
近鉄奈良線「東花園」駅から徒歩約10分。
(最終入場は閉館の30分前まで)
※6月4日(金)は午後8時まで開館。
- - 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌平日)。
- - 入場料: 一般500円、65歳以上や中学生以下、障害者手帳をお持ちの方(介助者1名を含む)は無料。
- - 主催: 東大阪市民美術センター
- - 問い合わせ: 072-964-1313
- - 公式HP: 東大阪市民美術センター
参加作家の紹介
今村文
- - 作品名: 《赤い花ふたつ》(2020年)
- - 技法: 紙に水彩、コラージュ
- - 愛知県出身で、著名な展覧会に参加。
大塚泰子
- - 作品名: 《colorless》(2005年)
- - 技法: キャンバスにペインティングオイル
- - 広島県出身、数々の研究と展覧会を経験。
奥田美樹
- - 作品名: 《Natural 2016》(2016年)
- - 技法: 木材・綿布・アクリル・油彩など
山田純嗣
- - 作品名: 《(14-4) 日月山水(右隻)》(2014年)
- - 技法: ポリコートパネルに印画紙など
渡辺英司
- - 作品名: 《名称の庭 彫刻の森(2014)》
- - 技法: 植物、キノコ図鑑、ワイヤーなど
関連イベント
- - アーティストトーク: 参加アーティストが作品群について語るイベントで、無料で参加可能(要入場券)。
- 4月29日(祝・木)14:00 今村文、15:00 山田純嗣
- 5月9日(日)13:00 大塚泰子、14:00 奥田美樹、15:00 渡辺英司
- - 学芸員によるギャラリートーク: 5月15日(土)・29日(土)いずれも14:00-15:00で参加無料(要入場券)。
この展覧会は心を豊かにするアートの世界を体感できる貴重な機会です。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。