TTArtisanの35mm T2.1シネマレンズがついに登場
株式会社焦点工房から、銘匠光学の新ブランドTTArtisanの最新レンズ「35mm T2.1シネマレンズ」が、2025年5月23日(金)に発売されます。価格はメーカー希望小売価格8万円(税込)。この新しいシネマレンズは、プロフェッショナルな映像制作をサポートします。
特徴的な2つの描写モード
TTArtisanの「35mm T2.1シネマレンズ」最大の魅力は、独自設計による2つの描写モードが搭載されている点です。「バブルモード」と「ソフトモード」を任意に切り替えることができ、これにより多様な表現が可能となります。
バブルモード
バブルモードでは、まるでシャボン玉のような美しい玉ボケを実現します。この独特なボケ味は、光が拡散し幻想的なシーンを作り出します。特に、木漏れ日の中で踊る植物や夜空に映えるイルミネーション、さらにはポートレート撮影にもピッタリです。視覚的に惹きつけられるこのモードは、他とは違った特別な雰囲気を演出します。
ソフトモード
一方、ソフトモードはディテールを抑えつつ、柔らかで洗練された映像表現を実現。肌の質感や光の微妙な変化まで丁寧に描写し、自然な柔らかさを引き出します。これにより、温かみのあるポートレートに仕上がり、人物や花々の美しさを一層引き立てることができます。
快適な撮影を実現する設計
このレンズは、313°の回転角を持つピントリングと、131°の回転角のバブルモード用ピントリングを採用しています。これにより、正確で緻密なピント合わせが可能です。また、滑らかな動作音を抑えた無段階の絞りリングが搭載されており、動画撮影時の快適さも考慮されています。
幅広い互換性と持ち運びやすさ
「35mm T2.1シネマレンズ」は、シネマレンズで広く用いられているギア規格の0.8MODに対応しており、多くのフォーカスリング用アクセサリーとの互換性があります。これにより、撮影環境に応じた柔軟な運用が可能になります。
さらに、レンズ鏡筒には航空用アルミニウムが使用されており、高い耐久性を保ちながらも軽量なため、持ち運びにも便利です。サイズは約89×81mm、質量は約637gで、マウントによって多少異なります。
詳しいスペック
- - 焦点距離: 35mm
- - 構成: 7群10枚(高屈折レンズ2枚)
- - 最短撮影距離: ソフトモード:0.28m、バブルモード:0.55m
- - フォーカス: MF(マニュアルフォーカス)
- - 絞り: T2.1-T22(絞り羽根:11枚)
- - フィルター径: 82mm
購入方法
この新しいレンズの購入は、以下のオンラインストアで可能です。
まとめ
TTArtisanの「35mm T2.1シネマレンズ」は、プロフェッショナルな映像表現を実現するために作られた、非常に魅力的な製品です。それぞれの撮影シーンに合わせた描写モードを活かせば、クリエイティブな表現がさらに広がることでしょう。これからの映像制作において、多くの場面で活躍すること間違いなしです。