SDG ZONE at TOKYO
2021-07-21 16:30:01
スポーツがつなぐ世界の未来を考える国際イベント「SDG ZONE at TOKYO」開催
スポーツを通じたSDGsの推進
2023年、国連と朝日新聞社は「SDG ZONE at TOKYO」というオンラインイベントを開催しました。このイベントのテーマは「スポーツがつなぐ世界SDGsを前へ」であり、様々なバックグラウンドを持つ24名の登壇者が参加し、スポーツがどのように世界の課題解決に貢献できるかを議論しました。
スポーツの力を再確認
スポーツは単なるエンターテインメントではなく、人間の尊厳、多様性、寛容性、公平性を広める力を持っています。このイベントでは、スポーツを通じて健康や教育、そして女性や若者のエンパワーメントに向けた取り組みが重要であることが強調されました。
世界中の参加者たち
イベントには、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、北米から国連機関の代表者やアスリート、NGOのリーダー、さらには政治家や研究者が集まりました。具体的には、日本の元サッカー代表選手の北澤豪氏や、宇宙飛行士の野口聡一氏が登壇し、それぞれの視点からスポーツと社会の関係について意見を述べました。
セッションの内容
開発と平和のためのスポーツ (7月28日)
このセッションでは、UNHCRの親善大使であるピュール・ビエル氏が、スポーツがいかに人々を結びつけ、平和を促進するかについて旧国連事務次長の中満泉氏とともに議論しました。
持続可能性・気候行動のためのスポーツ (7月29日)
オリンピック選手のハンナ・ミルズ氏と野口聡一氏が、気候変動に対する取り組みとスポーツの関連性について話し合いました。
ジェンダーとスポーツから考える多様性 (7月30日)
国際オリンピック委員会のアスリート委員会メンバーであるアヤ・メダニー氏が議長として、多様性の重要性が強調されました。
パラアスリートが語る「スポーツと可能性」(8月25日)
パラリンピック選手の前川楓氏が、自身の体験を基にしたインスピレーションを提供しました。
スポーツの「進化」を通じた社会デザイン (8月26日)
Xiborg CEOの遠藤謙氏が、スポーツを活用した社会デザインの方法を紹介しました。
次世代に残るレガシー、2020からその先の社会のために (8月27日)
オリンピック選手のグエム・アブラハム・マジュック・マテット氏が、未来世代へのレガシーについて議論しました。
イベントの配信体制
この全6セッションは、国連本部の動画配信プラットフォームで日本語と英語の字幕付きで視聴でき、後にはSDG Media Zoneウェブサイトでもアーカイブとして公開される予定です。イベントは国連総会に合わせて行われ、国レベルの現地事務所が運営を担った初めての試みでもあります。過去のSDG Media Zoneシリーズの一環としての位置づけもあり、慢性的な社会問題を解決するためのインスピレーションが求められています。
このように、スポーツは単なる娯楽に留まらず、世界の未来を考えるための重要なプラットフォームとなっているのです。イベントでの議論が、今後の行動につながることを期待したいと思います。
会社情報
- 会社名
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国際連合広報センター
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学本部ビル8階
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