30% Club Japan社長会
2023-05-17 09:00:02
30% Club Japanが第8回TOPIX社長会を開催、多様性推進に向けた取り組みを議論
30% Club Japanが多様性をテーマに第8回TOPIX社長会を開催
2023年5月16日、30% Club Japanは日本企業における女性の役員登用を促進するため、TOPIX 100とTOPIX Mid 400の企業メンバーから成る『TOPIX社長会』の8回目の会合を開催しました。今回のテーマは「多様性の力を活かす組織カルチャー変革」であり、企業経営の第一線で活躍するトップたちが集まり、ダイバーシティ推進の意義と実現に向けた具体的な取り組みについて話し合いました。
参加者と議論の内容
この会合には22名の企業の責任者が出席し、2030年までにTOPIX100の取締役会における女性の占有率を30%に引き上げることを目指す意味を再確認しました。社長会のメンバーは2019年の発足時から増加し、現在では35社に達しており、その影響力を感じさせます。
議論の中では、過去に行った女性のパイプライン強化や登用加速に向けた成功事例が共有されましたが、さらなる効果を上げるためには、異なる背景を持つ人材を受け入れるための組織文化そのものの変化が必要であることが強調されました。
成功事例の発表
この日の会合では、リコーの代表取締役会長山下良則氏と、東京海上ホールディングスの取締役社長小宮暁氏がそれぞれの成功事例を発表しました。彼らのプレゼンテーションは、各社がどのように多様性を組織の中で生かし、変革を進めているかを具体的に示し、多くの参加者に刺激を与えました。その後、参加者は活発な意見交換を行い、今後の取り組みに向けた具体的なアクションについて意見を交わしました。
D&I推進の影響
参加企業からは「社長会への参加が自社のD&I推進に役立った」という声が多く聞かれ、その意義が再確認されました。多くの企業が共通の課題を抱え、忌憚のない意見を交わすことで、さらなる支援や協力の道が開けることを期待しています。
今後は、今回の会合の結果を元にした活動報告書が30% Club Japanのウェブサイトに掲載される予定で、広く情報を共有し、さらなる参加者や支持を募る狙いがあります(掲載は5月19日から予定)。
30% Club Japanの概要
30% Club Japanは、2019年に設立された団体で、上場企業などのトップ達が集まり、女性の役員登用を進め、ダイバーシティとインクルージョンの文化を根付かせることを目指しています。代表の魚谷雅彦氏を中心に、各社の取り組みを広めながら、2030年にはTOPIX100の取締役会における女性割合を30%にするという目標を掲げています。
多様性の推進は、企業の競争力を高め、持続可能な成長を促すために不可欠な要素です。30% Club Japanの取り組みが、今後の日本のビジネス界にどのような影響を与えるのか、注目されます。
会社情報
- 会社名
-
30% Club Japan
- 住所
- 東京都港区東新橋1-6-2
- 電話番号
-
03-3572-5111