新業務提携発表
2025-05-09 13:26:56

CMIC Trustとエブリセンスジャパンが新たな業務提携を発表

CMIC Trustとエブリセンスジャパン、新時代のヘルスケア提携



2023年10月、CMIC Trust株式会社とエブリセンスジャパン株式会社が業務提携を発表しました。両社が手を組むことで、個人の健康情報を安全かつ効果的に活用できる新たな仕組みを構築することを目指しています。

提携の背景と目的



近年、個人の健康に関する情報であるPHR(Personal Health Record)や、病院での管理下にある電子健康記録(EHR: Electronic Health Record)の重要性が増しています。しかし、日本では依然として多くの情報が分断されて管理されており、業界全体でのデータの活用が困難な状況です。

この提携は、CMIC Trustが有するブロックチェーン技術と、エブリセンスジャパンの仲介サービス「Every Sense Pro」を組み合わせることで、医療・健康データの安全な管理と提供を図るものです。ブロックチェーン技術は、データを改ざんから守るための非常に有効な手段として注目されています。

個人情報活用の新しい仕組み



具体的なサービスとして、個人がスマートフォンアプリを使って日常の健康情報、例えば体重や血圧を入力することが考えられています。その後、情報提供者がデータの提供に同意すると、そのデータが必要な企業に対して販売される仕組みです。さらに、情報を提供した人には健康食品やサプリメントと交換できるトークンが支給されるため、参加者にとってのインセンティブが生まれます。

このように、個人の健康情報が直接的に社会に役立つと同時に、それが提供者にも利益をもたらす循環が期待されています。

エブリセンスジャパンの役割



エブリセンスジャパンは中立かつ公平なデータ取引市場を提供する企業で、「Every Sense Pro」というSaasサービスを通じて、データ流通のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。彼らはまた、データ主権を保護し、安全・安心なデータ取引を実現するための制度作りや国際標準化への取り組みを行っています。

このような取り組みは、ヘルスケア分野における新しいビジネスモデルの構築に寄与するでしょう。

CMIC Trustのビジョン



CMIC Trustは、個人が自らの医療情報やPHRを管理できる情報基盤を提供しています。彼らはPersonal Data Store(PDS)を通じて、個人が自らの意思でデータを利用できるプラットフォームを開発、提供しています。これにより、国の医療DX施策にも貢献し、より良いヘルスケア環境の実現を目指しています。

まとめ



CMIC Trustとエブリセンスジャパンの提携は、今後のヘルスケア分野に大きな影響を与えると考えられます。両社の技術とビジョンが融合することで、個人の健康データが安全に管理され、より良い医療サービスへとつながる未来が期待されます。これにより、個人の健康価値が最大限に引き出されることが、両社の究極の目標であるといえるでしょう。


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会社情報

会社名
シミックホールディングス株式会社
住所
東京都港区芝浦1-1-1浜松町ビルディング
電話番号
03-6779-8000

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