生理用品常備サービス「OiTr」が那覇市役所でスタート
日本初となる生理用品常備サービス「OiTr(オイテル)」が、沖縄県の那覇市役所で導入されることが決まりました。このサービスは、全国の商業施設や公共のトイレに生理用ナプキンを無料で提供するもので、特に女性に対する配慮から生まれた画期的な取り組みです。設置されたのは、2025年12月11日。沖縄県内では初めての実施となります。
那覇市役所での設置 details
- - 施設名: 那覇市役所
- - 所在地: 沖縄県那覇市泉崎1-1-1
- - 設置台数: 6台
- - Webサイト: 那覇市役所公式サイト
「OiTr」は、女性個室トイレにおいて生理用ナプキンを常に備えておくというコンセプトを持ち、「トイレットペーパーのように生理用品もしっかり整備された環境」を目指しています。このサービスにより、トイレを利用する全ての女性にとって、より安心できる状況が整います。
OiTrの機能と利用方法
「OiTr」を利用するには、専用のアプリを無料でダウンロードしユーザー登録を行います。登録を済ませると、2時間ごとに1枚、最大で25日間に7枚の生理用ナプキンを無料で受け取ることができます。この仕組みは、全国32都道府県の347施設に現在導入されており、合計3,697台の設置が進められています。
「OiTr」の誕生の背景
オイテル株式会社は社会課題の解決を目的に設立されました。その中でも「生理の貧困」という問題に注目し、特に生理用品へのアクセスが困難な女性たちを支援することを目指しています。経済的な理由や社会的背景により、必要な生理用品が手に入らないことで教育の機会喪失や就職の障壁となっている現実があります。
「トイレットペーパーはトイレにあるのに、なぜ生理用品がないのか?」 という疑問から、「OiTr」というサービスが始まりました。日常的にトイレで生理用品を手に入れることができる環境を整えることは、社会の認識向上にも寄与すると期待されています。
生理の貧困とその影響
日本だけでなく、世界各国で「生理の貧困」は重要な社会問題とされています。必要な生理用品だけでなく、清潔な水や衛生的な施設、教育にもアクセスできない状況は、女性たちの健康や生活全般に影響を与えています。日本では自助努力に頼りがちであるのに対し、海外では無償での提供や軽減税率の適用が進んでいます。
OiTrの未来と社会への期待
オイテル株式会社は、「社会にとって良いこと」をビジョンに掲げ、この活動を通じて誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指しています。生理用品が常備されることにより、女性が生理の時期にストレスを感じず、もっと自由に日常生活を送れるようになることを期待しています。この取り組みが広がることで、社会全体がより一層意識を高め、行動を起こすきっかけとなることを願っています。
OiTrアプリをダウンロードしてみましょう。
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会社概要:
所在地: 東京都新宿区四谷3-2-1
設立: 2016年11月1日
事業内容: IoT事業
公式サイト:
オイテル公式サイト
公式メディア:
いつでもオイテル