アクセルスペース、JAXAと契約で宇宙実証サービスを提供
株式会社アクセルスペース(本社:東京都中央区)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)との間で、軌道上実証サービス「AxelLiner Laboratory」(AL Lab)に関する契約を締結したと発表しました。この契約により、宇宙におけるさまざまなミッション機器の性能を実証する新しいサービスが開始されることになります。
AxelLiner Laboratoryとは
AL Labは、宇宙でのリアルな環境で機器の性能を確認するためのサービスです。このプロジェクトでは、衛星内のスペースを分割し、顧客の実証機器を搭載することが可能です。実際に衛星を宇宙に打ち上げ、その中で機器がどのように動作するかを確認することが求められます。これは、宇宙空間における過酷な条件を考慮した verifiedな実績(フライトヘリテージ)が必要なためです。
課題と解決策
宇宙での実証のニーズは高まっていますが、実証の機会は限られています。また、部品や機器の完成から打ち上げまでは、通常数年を要します。このため、トラブルシューティングや新技術の検証がタイムリーに行えないという課題があります。政府の宇宙戦略基金を始めとした施策でも、国内の衛星サプライチェーンの強化が重要視されています。
アクセルスペースでは、短期開発と量産が可能なAxelLiner事業の特長を活かし、AL Labを通じてこの課題に対応しています。これにより、国内の宇宙利用を一層拡大させるための環境が整いつつあります。
今後の展望
本契約に基づいて、JAXAは宇宙機用の高機動型電気推進の基礎研究を行い、2026年度から約4年間にわたってAL Labサービスを提供する予定です。アクセルスペースは、衛星バスシステムを含む多様な宇宙利用サービスを提供し、国内外の顧客の様々な宇宙ミッションを支援していく構えです。
アクセルスペースのビジョン
「Space within Your Reach(宇宙を普通の場所に)」というビジョンを掲げているアクセルスペースは、2008年に設立され、以来小型衛星の開発に力を入れてきました。顧客のニーズに応じた衛星開発と運用を行い、また、自社の光学衛星を用いての地球観測データ提供事業「AxelGlobe」など、多角的な事業展開によって、誰もが宇宙を利用できる社会の実現を目指しています。
会社情報
- - 所在地: 東京都中央区日本橋本町3丁目3番3号 Clipニホンバシビル
- - 代表取締役: 中村 友哉
- - 設立: 2008年8月
- - 公式ウェブサイト: アクセルスペース
今後も宇宙利用が長期的に成長する中で、アクセルスペースのAL Labサービスがどう進化し、どんな新しい可能性を開くのか、国内外からの注目が集まっています。