児童養護施設「駒方寮」でのブロックを活用したまちづくりワークショップ
2025年10月12日、名古屋市昭和区の社会福祉法人昭徳会児童養護施設「駒方寮」で、特別なワークショップが行われました。この取り組みは、地域連携により実現した「ブロックを利活用したまちづくりワークショップ」で、名古屋大学のレゴ部との共同イベントです。参加者は約20名の児童で、彼らはこの活動を通じて地域の未来を描き出す手助けをしました。
ワークショップの目的と意義
このワークショップの主な目的は、参加した児童がブロックを使用してまちづくりのアイデアを形にし、視覚化することです。子どもたちは個々の発想を持ち寄り、地域の資源や魅力を再発見し、地方創生や地域社会の課題解決に向けた具体的なビジョンを構築することを目指しました。また、この活動を通して多世代や多様な視点からのアイデアが融合することも期待されています。
「ムーン・フロンティア」という新しい学びのモデルを通じて、地域の持続可能な発展への寄与も果たそうとしています。このような探究学習の取り組みは、子どもたちにとって貴重な経験となり、未来のリーダーシップを育む土壌を形成します。
ブロックの使用による強み
ブロックを利用することで、アイデアを視覚的に表現することができるため、参加者全員がより直感的に議論しやすくなります。この「見える化」は、世代や専門知識に関係なく、幅広い人々が参加しやすい環境を生み出します。また、遊び心を交えたアプローチが、創造性を引き出し、対話を促進します。
ワークショップの進行は、以下のタイムスケジュールで行われました。
- - 14:00-14:05 ご挨拶・趣旨説明・注意事項(アイスブレーク)
- - 14:05-14:10 ブロックの利活用に向けた準備体操(個人ワーク)
- - 14:10-14:20 ブロックを利活用したまちづくり(グループワーク)
- - 14:20-14:30 グループごとのまちづくり発表
- - 14:30-14:40 クールダウン・解散
地域とのつながりを強化
このイベントは、名古屋の地域資源を活かしながら児童の学びを深める貴重な機会となりました。参加した児童たちは、自らのアイデアを実際に形にし、地域に対する理解を一層深めることができました。また、地域の企業や大学との連携が新たな学びを促進し、地域全体の活性化にもつながる可能性があります。
主催は第二ピアサービス株式会社で、友情の証として名古屋商工会議所の会員としての活動も行っています。地域に密着したこのような取り組みは、今後も多くの方々に知ってもらいたいものです。
今回のワークショップは、地域探索のような楽しさを持ちつつ、地域問題に対する具体的なアプローチを提供する貴重な取り組みでした。参加した皆で共に協力し、未来社会の一翼を担う子どもたちの成長に寄与することができたことに大きな意義を感じています。