小児がん患者を支える新たなサービス、カンジャニマッチの登場
「カンジャニマッチ」が提供する新たな情報記録と共有の場
小児がん経験者やそのご家族のために設計された、情報記録・共有サービス「カンジャニマッチ」のテスト版アカウント登録が2022年2月15日より開始されました。このサービスは特に小児がん患者やその親御様を対象にし、治療過程の情報を簡単に記録し、生活体験を他者とシェアすることが可能です。利用はスマートフォンやパソコンを通じて、誰でも手軽に行えます。
カンジャニマッチの機能と目的
このプラットフォームは、患者同士が互いにサポートし合い、必要な情報を直感的に取得できる場を提供することを目指しています。主な機能は以下の通りです:
- - 治療情報記録機能:自分自身の治療情報を整理することで、今後の医療でも役立てることができます。
- - 先輩患者さん検索機能:同じような経験を持つ他の患者と簡単に繋がることができ、情報交換が可能です。
- - お悩み相談機能:専門的な知識を持つ先輩患者から直接アドバイスを受けることができます。
テスト版の開始スケジュール
カンジャニマッチのテスト版の開始日は2022年2月15日。この日から治療情報記録機能が利用可能となり、先輩患者さん検索機能とお悩み相談機能は2022年4月中旬を予定しています。
背景と設立の思い
カンジャニマッチを運営する株式会社カンジャニマッチは、代表の園生悠太氏が自身の高校時代にギランバレー症候群を経験した背景から設立されました。この時の苦労を通じて、同じ疾患を持つ患者同士の情報交換や絆の重要性を痛感し、同様のニーズを持つ小児がん患者を対象にしたサービスを構築しました。小児がんという希少疾患に関する情報は限られがちで、このようなプラットフォームが必要なのです。
将来への展望
カンジャニマッチは、当初小児がん患者をメインターゲットとしますが、将来的には他の希少疾患にもその対象を広げる計画です。そして、集めたデータはプライバシーを保護しつつ、新薬開発へと生かしていくことを目指しています。
連絡先とアクセス情報
カンジャニマッチに興味がある方や、登録方法について知りたい方は、以下のリンクから事前登録が可能です。また、公式SNSやメールからのお問い合わせも受け付けています。
この新しいサービスが、小児がん患者やそのご家族にとって貴重な情報の拠点となり、心の支えとなることを期待しています。