淀川左岸線(2期)建設区間が新技術の実証フィールドに!未来社会の実験場が大阪に誕生

淀川左岸線(2期)建設区間が新技術の実証フィールドに!未来社会の実験場が大阪に誕生



大阪市は、2025年開催の大阪・関西万博に向けたアクセスルートとなる淀川左岸線(2期)建設中の区間を、SDGsの達成に貢献する新技術の実証フィールドとして提供することを決定しました。

この取り組みは、建設中の区間を「未来社会の実験場」として活用し、多様な共創チャレンジを創出することで、民間企業等の活動を支援することを目的としています。

今回、2つの企業から申請があり、審査の結果、以下の2つのプロジェクトが選ばれました。

1. 路面標示用塗料の屋外環境下における実用性検証



事業者:株式会社キクテック(愛知県名古屋市)

実施期間:令和7年1月~令和7年10月(準備期間含む)

実施内容:淀川左岸線(2期)建設中区間(本線、分岐部)において、石油由来の材料を植物由来の材料またはリサイクル材料に置換した路面標示用塗料を設置し、車両の通過や気象の変化を含む実路面での検証を実施。現行製品(石油由来材料)と開発製品(植物由来材料及びリサイクル材料)との比較試験を行います。

2. 光ファイバセンシングによる次世代道路・交通管理技術の開発



事業者:鹿島建設株式会社(関西支店)(大阪市中央区)

実施期間:令和6年5月~令和7年10月(準備期間含む)

実施内容:淀川左岸線(2期)建設中区間の海老江工区開削トンネル工事区間において、アスファルト舗装道路の内部に光ファイバを敷設し、走行するシャトルバスの走行荷重をひずみや振動で検知・計測することで、交通流動状況や舗装道路に及ぼす影響に関する可視化技術を実証します。

これらのプロジェクトを通して、環境負荷の低減や安全性向上に貢献する新技術が実証され、未来の都市環境の構築に役立つことが期待されます。

大阪市では、今後も積極的に民間企業との連携を推進し、新技術の実証フィールドを提供することで、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきます。

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