サンゲツがAI商品マスタ「Lazuli PDP」を試験導入!商品データの充実化と分析の高度化へ
インテリア企業の株式会社サンゲツは、2024年6月1日より、AI技術を活用したSaaSのクラウド型商品マスタ「Lazuli PDP」の試験導入を開始しました。
サンゲツは、壁紙、床材、カーテンなど、幅広いインテリア商品を扱う企業です。これまで、商品の色や属性などの情報を手動で抽出していました。しかし、この作業は多くの時間と労力を要し、情報量も限定的でした。また、人によって色の認識が異なるため、属性情報の統一化が難しいという課題もありました。
「Lazuli PDP」は、サンゲツが定義する色・属性をAIに学習させ、商品の画像から統一された商品属性情報の付与を実現します。これにより、サンゲツは商品属性データの作成・収集・管理を自動化・統一化し、分析の高度化、商品開発へのデータ活用の促進、営業における提案力の向上を目指します。
Lazuli PDPとは?
「Lazuli PDP」は、Lazuli株式会社が開発・提供するクラウドサービスです。複数の外部データベースに点在していた商品情報を一括して管理し、データを活用しやすい形に整備、連携を行います。製造業者や小売業者などが保有する多様な商品マスタデータを、AIを活用して名寄せし、製品の特徴からメタタグの付与や関連付けを行います。これらの情報が「Lazuli PDP」を通じて、ユーザーに提供されます。
サンゲツの取り組み
サンゲツは、「Lazuli PDP」の試験導入を通じて、商品データの充実化と分析の高度化を目指します。将来的には、インテリアからエクステリアまで、快適な空間を創造する事業の本格的な展開に向けて、開発・検証を進めていく予定です。
Lazuli株式会社について
Lazuli株式会社は、2020年7月に設立されたスタートアップ企業です。高度なAI技術とクラウドを駆使し、AI商品マスタとして、世界中の商品情報をビジネスに関わる誰もが利用できるSaaSの開発と提供を進めています。Lazuliは、ビジネスに携わる人が容易に商品の情報にアクセスできるクラウド型商品マスタ「Lazuli PDP」を開発・提供することで、DXを促進することを目指しています。
まとめ
サンゲツの「Lazuli PDP」試験導入は、AIを活用した商品データ管理の進化を示す事例と言えます。今後の展開が注目されます。