AIスタートアップ支援の新たな一手『AI Boost Program』始動！

「AI Boost Program」とは？

日本のAI業界に新たな風を吹き込むべく、STATION Ai株式会社が発表した『AI Boost Program』が注目を集めています。名古屋市に本社を置く同社は、ソフトバンクとNVIDIAの支援を受けて、国内のAIスタートアップに特化したアクセラレーションプログラムを開始することを明らかにしました。このプログラムは、世界水準のAIインフラや技術的ノウハウを組み合わせ、スタートアップの事業化をサポートする組織的な取り組みです。

プログラムの目的

生成AIをはじめとするAI市場は、世界的に急速に成長しています。一方で、日本のスタートアップ企業は、開発環境や事業展開の面で課題を抱えているのが現状です。『AI Boost Program』では、これらの課題に対処するため、グローバルに通用する技術基盤とサポートを一元的に提供し、日本発のAIスタートアップが国際市場での飛躍を遂げられるよう、全力で支援することを目的としています。

プログラム概要

以下のような特徴を持つ『AI Boost Program』の概要を紹介します。

- プログラム名: AI Boost Program
- 対象企業: 国内のAIスタートアップ 5社
- 募集開始: 2025年12月（詳しい情報は11月に公式ウェブサイトで発表予定）

支援内容

このプログラムで提供される支援内容は以下の通りです：

- ソフトバンクが提供する「AI Foundation for Startups」を活用し、最大4か月間無償でGPUシステムを提供
- NVIDIAのエンジニアによる実践的なワークショップとQ&Aサポート
- STATION Aiが提供する事業共創や案件創出支援（PoCや商談機会の提供）

スケジュール

- 2025年11月: 特設ページ公開、募集要項発表
- 2025年12月: 特設ページでエントリー開始
- 以降: 選考、キックオフ、プログラム開始

関係者の声

このプログラムの開始について、STATION Aiの代表取締役社長兼CEO 佐橋宏隆氏は「このたび、ソフトバンクやNVIDIAと共に新たなプログラムを提供できることを非常に嬉しく思います。私たちの使命はAIスタートアップを支援し、新たな価値を創出することです。このプログラムが地域や日本全体のエコシステムの発展に寄与することを確信しています」とコメントしています。

一方、ソフトバンクの次世代社会インフラ推進室の室長、浅沼邦光氏も「AI社会において、スタートアップが新たな価値を創出することを期待しています。私たちは、STATION Aiと共にAIの社会実装を加速する取り組みを進めます」と述べました。

NVIDIAのデベロッパーリレーション担当シニアディレクター、スーザン・マーシャル氏も「本アクセラレータープログラムを通じて、スタートアップがAIの可能性を最大限に引き出す手助けを行います」との期待を寄せています。

STATION Aiの取り組み

STATION Aiは、スタートアップ企業の育成支援とオープンイノベーションの促進を目指して、多様な支援サービスを提供しています。700社を超える国内外のスタートアップやパートナー企業、VCなどが参加し、新たな事業を創出しています。豊富なメンタリングやマッチング機会を通して、様々な課題に対処しています。