最近、東京23区に住む持ち家層の約70%が自分の資産に不安を感じているという調査結果が発表されました。この調査は、みなとアセットマネジメント株式会社が実施したもので、対象は30〜60代の一戸建てやマンションを所有している方々です。現代の「人生100年時代」において、老後の生活資金への不安が高まる中、「持ち家」の活用法について考える必要があります。
調査結果によると、東京23区に持ち家がある方の資産構成で最も多かったのは現金・預金で53.3%を占め、続いて株式や投資信託・債券が22.8%、不動産はわずか17.2%でした。これは驚くべき結果ですよね。特に、50代・60代の方が多くを占めているため、持ち家を所有しているにもかかわらずその資産価値を低く見積もってしまう傾向があるのかもしれません。
また、資産に不安を感じている理由は、老後資金の不足が最も多く、85.1%がこの点を挙げています。さらに、医療費や介護費の不足(43.3%)や物価上昇による生活費の増加(41.6%)と続きます。年を重ねるごとに出費が増える可能性が高い中で、今の生活にどれだけ余裕が持てるかは非常に重要です。
では、具体的にどのような手段で資金を調達しようとしているのでしょうか。調査結果を見てみると、リスクヘッジとして最も多かったのは分散投資で42.2%がそれに取り組んでいると答えています。他にも、節約や家計の見直しを行っている方や、保険に加入している方も多いことがわかります。
ここで注目されるのが、リバースモーゲージやリースバックといった資金調達手段です。調査では、いずれかを知っていると回答したのは、全体の57%で、特にリースバックの認知度も向上しています。リバースモーゲージの場合、自宅を担保に資金を借り入れ、死後に自宅を売却して返済するという仕組みですが、リースバックでは、自宅を売却した後も家賃を支払いながら住み続けられます。
リースバックの魅力は、何と言っても「売却後も同じ家に住める」ところで、53.8%の方がこれに魅力を感じていました。さらに、借金をせずに資金を調達できる点も評価されています。しかし一方で、売却価格が市場相場よりも低くなることが多いというデメリットも見逃せません。家賃負担が続くことや、所有権を失うことで自由にリフォームできないといった懸念も挙げられています。
記事の締めくくりとして、資産活用に関する適切な選択肢を選ぶことの重要性が強調されます。東京23区にお住まいの方々は、持ち家を活用しつつ賢い出口戦略を考えるべき時期に来ているといえるでしょう。分散投資や節約と共にリースバックを含めた多様なアプローチを検討することで、未来の不安を少しでも軽減する手助けになるはずです。