新たな協力体制
2020-12-11 10:20:01

千葉工業大学とWITecがマイクロプラスチックの分析で新たな協力体制を構築

千葉工業大学とWITecの新たな協力



千葉工業大学とドイツの高性能ナノ分析顕微鏡メーカーWITecが、マイクロプラスチック粒子の分析において新たな協力体制を築くことになりました。この取り組みは、環境問題として注目されるマイクロプラスチックの影響を解明し、効果的な解析手法を確立することを目的としています。

背景と課題


近年、海洋や環境中に散在するマイクロプラスチックが深刻な問題として浮上しています。特に、20μm未満の微小な粒子は、生物や生態系に重大な影響を与える可能性があり、私たちの健康にもリスクをもたらします。千葉工業大学の亀田豊准教授のグループは、この問題に対して持続的に研究を進めており、すでに国内外の海水サンプルを使用したマイクロプラスチックマップの作成や、様々なプロジェクトを展開しています。

WITecの技術


WITecは、顕微鏡技術の先駆者として知られており、ラマン顕微鏡や原子間力顕微鏡などの高精度な分析装置を開発しています。これにより、非常に微小なマイクロプラスチック粒子の化学的特性や定量的な分析が可能となります。新たな協力体制により、亀田准教授の知見とWITecの技術を融合させ、更なる進展が期待されます。

新プロジェクトの展開


キックオフミーティングでは、亀田准教授が今後のプロジェクトについて語りました。「私たちは、日本国内だけでなく、全球レベルでの環境モニタリングを進めていきます。特に、1μm以下の微小なマイクロプラスチックの解析に新しい手法が導入されることで、より正確なデータが得られるでしょう。また、大気中のマイクロプラスチックについても調査を進め、私たちの健康への影響を理解するための研究も行います。」

環境へのメッセージ


WITec Japanのディレクター、ミヒャエル・フェルスト氏も次のようにコメントしています。「千葉工業大学との協力は、私たちにとって非常に意義深いことです。亀田准教授のチームは、環境化学の分野での優れた研究を行っています。私たちの技術と彼らの専門知識を組み合わせることで、新たな視点や洞察を得ることができると期待しています。」

最後に


プラスチックは、食物や空気、水など、私たちの日常生活に驚くほど身近に存在しており、それが健康に対してどのような影響を与えるかはまだ十分に解明されていません。千葉工業大学とWITecの協力は、マイクロプラスチック問題を深く掘り下げるための重要なステップとなるでしょう。私たちの未来のために、この環境問題に一層の注目が必要です。

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千葉工業大学とWITecの連携が生み出す新しい成果に期待が高まります。

会社情報

会社名
WITec株式会社
住所
神奈川県横浜市中区不老町1-1-5横浜東芝ビル8F
電話番号

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