「MiDIP®」の少量小分け販売開始
SWCC株式会社(本社:神奈川県川崎市)は、高機能無酸素銅「MiDIP®」の少量小分け販売を、子会社の株式会社SDSが運営するECサイト「蛙屋」にて新たに開始しました。この新サービスは、従来の大ロット販売に対して、多様化する市場ニーズに応えるために実施されます。
販売開始の背景
最近、モビリティ市場における電動化の進展や、半導体製品への高品質銅素材の需要の急増が見られます。それに伴い、顧客から少量の銅材購入の要望が多く寄せられました。このため、スモールサイズでの提供を実現したことが重要なポイントです。この少量小分け販売は、特に大学や研究所における研究開発の材料として最適です。
具体的には、ECサイト『蛙屋』を通じて、一般の顧客でも手軽に「MiDIP®」を購入できる環境が整いました。大口取引が前提でないため、試供品としても活用可能です。なお、大ロット販売は従来通り、SWCCの公式ウェブサイトで対応しています。
高機能無酸素銅「MiDIP®」の特長
「MiDIP®」は、一般的な無酸素銅よりも高い銅純度を誇る製品です。通常の無酸素銅が99.96%の純度であるのに対し、当社の独自技術により銅純度は99.99%(4N)以上を達成。酸素含有量も10ppm未満に抑えられ、質の高い無酸素銅となっています。
特に、加工性の面においても優れており、一般的な丸い銅線を変形させる際にひび割れが生じることはありません。これにより、複雑な形状への加工や、耐久性が求められる用途においても安定した性能を発揮します。さらに、高い導電率(101~102%)を確保しており、多様な産業での利用が期待されます。
ECサイト『蛙屋』について
最近のデジタル化の流れに対応し、電線やケーブル、工具まで幅広い電材品を取り扱うECサイト『蛙屋』が提供されています。このサイト名は、「Change(変える)」の発想から来ており、業界のニーズへの柔軟な対応を目指しています。SDSは、SWCCグループ内で唯一の商社として、その豊富な商品知識と多くの電線メーカーとのネットワークを活かし、継続的に『蛙屋』の運営に取り組んでいます。
まとめ
高機能無酸素銅「MiDIP®」の少量小分け販売は、さまざまな顧客のニーズを反映した新たなサービスです。これにより、研究開発や試供品購入などが容易になり、今後のさらなる展開が期待されます。興味のある方は、ぜひECサイト『蛙屋』をご覧ください。
関連参照先