元K-1ファイターが農業に挑戦!
元K-1ファイターとして名を馳せた神戸翔太さんが、スポーツ界から農業の世界に新しい風を吹き込もうとしています。彼が設立したAGARU農業は、群馬県の耕作放棄地の問題に真正面から取り組んでおり、最新のプロジェクトはクラウドファンディングを通じて資金を募っています。
AGARU農業の目指すもの
AGARU農業は、耕作放棄地を有効活用することで、農業界に新たな活気をもたらすことを目指しています。近年、農業従事者の高齢化や過疎化が問題となっており、特に未活用の農地は急増しています。こうした耕作放棄地は、自然環境に悪影響を及ぼすだけでなく、社会全体にもさまざまな問題を引き起こします。実際、放棄された農地は獣害や害虫の発生を招き、周囲の農地にも悪影響を及ぼします。また、食料自給率の低下も懸念されています。
神戸さんは若者や外国人労働者を農業に取り入れることで、農業の良さを広め、活力をもたらすことを試みています。特に、女性や20代の若者に対して積極的に機会を提供することに力を入れています。彼は農業のイメージ向上や技術の伝承という観点からも、合計12人の新規採用者を迎え入れ、共に農業に取り組んでいます。
耕作放棄地が引き起こす問題
耕作放棄地が増えることによって発生する問題は多岐にわたります。放置された土地はそのままでは自然の景観を損ねるだけでなく、周囲の農地に害を及ぼしたり、廃棄物の不法投棄を助長したりします。さらに、自然災害に対する脆弱性も高まります。これらは日本全土の問題であり、群馬県だけに限った問題ではありませんが、AGARU農業の取り組みがその解決の糸口となることを期待しています。
クラウドファンディングのプロジェクト概要
現在進行中のプロジェクトは、前橋市に所在する新たな耕作放棄地を農地に戻すためのビニールハウス建立に向けたものです。目標金額は100万円で、期間は7月21日から8月27日までの予定です。支援者には様々なリターンが用意されており、5,000円の寄付で野菜セットやトレーニング体験などが手に入る仕組みです。これにより、支援者もプロジェクトに参加した実感を得られます。
最後に
AGARU農業を立ち上げた神戸翔太さんは、農業の未来を信じ、取り組みを続けています。高齢化が進む農業界の担い手を少しでも若返らせるため、そして耕作放棄地ゼロを目指して、活動を続けていく姿勢が、多くの人々に感動を与えています。
公式ウェブサイト:
AGARU農業
クラウドファンディングページ:
CAMPFIRE