若者に響く新たなエンタメ体験 - 5Gによる落語ライブ配信
2023年10月17日、渋谷スクランブルスクエアの共創施設「SHIBUYA QWS」にて、最年少落語家の桂枝之進を中心とするクリエイティブチーム「Z落語」が、画期的な試みとして5Gを利用したライブ配信型の落語会の実証実験を行いました。この取り組みは、落語の魅力である「間」を最大限に活かすことを目指しています。
5Gと落語の出会い
5G通信を利用することで、従来の4Gに比べてタイムラグが大幅に減少。参加者はその恩恵を感じながら、落語の細やかな表現やリズムを体験したことでしょう。この日はZ世代(1995年から2000年代生まれ)のモニターたちが招待され、実際にその反応を通じて新しい形のエンタメ体験を試みました。
「Z落語」は、落語を単なる伝統芸能にとどめず、現代の若者向けに再解釈し、楽しめるカルチャーとして発信しています。彼らは全員21世紀に生まれたメンバーで構成されており、新たな視点から落語の魅力を引き出していくことに情熱を注いでいます。
コロナ禍からの逆境
桂枝之進は、コロナ禍でのイベントや番組のオンライン移行による影響を考慮した上で、タイムラグによる違和感がコミュニケーションに及ぼす影響を実感しています。落語における「間」は非常に重要であり、それが損なわれることで「何かいつもよりつまらないな」と感じる瞬間があったと語ります。
「今回の試みを通じて、落語のエッセンスを活かしつつ、オンラインでのエンタメ体験をさらに発展させることができれば嬉しい」とも述べています。
未来への期待
Z落語の取り組みは、単なる落語のライブ配信を超えて、新しいエンタメ文化の創出に寄与する重要なステップです。桂枝之進とそのチームの実績を元に、今後もさらなる実証実験が行われ、次世代のエンタメシーンに影響を与えることが期待されます。
本プロジェクトは、SHIBUYA QWSの協力を得ながら進行し、DIGISEARCH & ADVERTISINGの後援も受けています。今後の展開に注目が集まる中、桂枝之進の落語がどのように進化していくのか、多くの若者たちの反響が楽しみです。
詳細や最新情報は、Z落語の公式ページ(
Z落語公式サイト)や公式Twitter(
@zrakugo)で随時チェックしてください。