「HR再起動:AIと人的資本の時代に人事が担うべきこと」
2025年10月15日に日本橋出版株式会社から刊行予定の新刊『HR再起動AIと人的資本の時代に、人事が担うべきこと』は、BBドライビングフォース株式会社代表取締役の藤本英樹氏が著者です。当書は、未来の人事部門がどうあるべきかを示し、今後の組織運営における指針を提供します。
背景
現代の日本では、生産年齢人口の減少とAIの発展が同時に進行しています。1995年にピークを迎えた働き手の数は、それ以降減少を続けており、今後も労働力不足が加速する見込みです。さらに、AIが定型業務や情報処理を急速に代替することで、人間の仕事が持つ意味も大きく変わってきました。こうした社会の変化に伴い、人事の役割は従来の制度の運用から、未来の組織像を描き実現することに変わらなければなりません。
本書の内容
本書は、「人的資本経営」と「AI時代」、「人間の意味生成力」という三つの側面から構成されています。藤本氏は豊富な経験を背景に、海外の成功事例を交えながら、日本における人事の重要性と役割を問い直します。特に、本書では人を単なるリソースとしてではなく、価値を生み出す主体として捉える「人的資本経営」の思想を強調しています。
また、音楽家、経営コンサルタント、国会議員秘書など多様な経歴を持つ著者が、AIの導入や人材戦略を通じて社会課題を解決するアプローチも紹介しています。これにより、本書は単なる実務書ではなく、哲学的かつ文化的な視点から人事を再定義する意義を持つものとなっています。
人事部門の未来
藤本氏は、「人事は未来をデザインする仕事へと転換する必要がある」と述べています。この新たな考え方は、HRを「Human Resource」から「Human Relationship」や「Human Responsibility」と捉え直すことを提唱しています。これからの人事は、制度を運用するだけでなく、組織の未来を描き、社会において真の価値を生み出す役割を担うのです。
人事部門は、今まさに再起動の時を迎えています。本書はそのための道筋を示す重要な一冊です。
書籍情報
- - 書名:HR再起動AIと人的資本の時代に、人事が担うべきこと
- - 著者:藤本 英樹(BBドライビングフォース株式会社 代表取締役)
- - 発行:日本橋出版株式会社
- - 発売日:2025年10月15日
- - 定価:本体1,700円+税
- - 判型・ページ数:四六判/203ページ
- - ISBN:978-4-434-36597-3
著者プロフィール
藤本 英樹(ふじもと・ひでき)さんは、BBドライビングフォース株式会社の創業者であり、人間とAIの共進化をテーマに、様々な活動を展開しています。早稲田大学を卒業後、40カ国以上での音楽活動を経て、ビジネスや公的機関での経験を積み、専門知識を活かして企業のAI導入や人材戦略で社会課題に取り組んでいます。
まとめ
これからの時代を生き抜くために、人事部門がどのように進化する必要があるのかを考える上で不可欠な一冊。それが『HR再起動』です。興味のある方はぜひ手に取って、その未来像を共に描いてみてはいかがでしょうか。