商船三井、フィリピン人船員とその家族をねぎらう
2023年11月8日、フィリピン・マニラにて、株式会社商船三井グループの船員配乗会社であるMagsaysay MOL Marine, Inc.(MMM)は、永年勤続表彰式と船員家族会を開催しました。
15年以上の功績を称える表彰式
表彰式には、15年以上商船三井の船で勤務したフィリピン人船員とその家族70名が出席。商船三井の副社長、鍬田博文氏から、日々の安全運航への貢献に対し感謝の言葉が贈られました。鍬田氏は、今後のサステナビリティへの取り組み、特にLNG燃料船の増加に伴う熟練船員の重要性を強調。受賞者からは、会社の価値観とチームワークの賜物として、今後の更なる発展への意欲が語られました。
3000名超が参加した大規模な家族会
翌9日には、MMMに在籍するフィリピン人船員とその家族を対象とした大規模な家族会が開催され、3227名もの参加者で賑わいました。これは、MMMがフィリピン各地で開催してきた家族会の中でも最大規模です。
鍬田副社長は、安全運航の重要性を改めて強調し、船員とその家族、そしてパートナー企業であるMagsaysay Maritime Corporationへの感謝を述べました。変化の激しいビジネス環境においても、安全運航を最優先し、新しい船員の育成にも力を注いでいくと伝えました。参加した家族からは、会社からの感謝の気持ちを感じ、来年以降も家族会への参加を希望する声が聞かれました。
グローバルな視点での取り組み
商船三井グループは、今後もフィリピンやその他の船員出身国において、同様の取り組みを継続。離れて暮らす家族への感謝を伝えながら、安全文化の醸成、優秀な船員の確保・育成に力を注ぎ、地域社会の持続可能な発展に貢献していくとしています。
Magsaysay MOL Marine, Inc.について
Magsaysay MOL Marine, Inc.は、商船三井とフィリピンを代表する海運会社、Magsaysay Maritime Corporationとの合弁会社として1997年に設立されました。フィリピン・マニラに本社を置き、商船三井の船員配乗を担っています。
商船三井の取り組み
今回のイベントは、商船三井がグローバルな視点で社員とその家族を大切にし、安全運航と人材育成に力を入れていることを示す象徴的な出来事と言えるでしょう。今後も、企業としての責任を果たし、持続可能な社会の実現に貢献していく姿勢が期待されます。
今後の展望
商船三井グループは、今後も世界中の船員とその家族をサポートし、安全運航と人材育成に投資することで、持続可能な成長と社会貢献を目指していくと表明しています。この取り組みは、企業の社会貢献活動として高く評価できるでしょう。