Jamfが発表した2026年版セキュリティ360レポート
Jamf Japan(東京都千代田区)は、企業がAppleデバイスを安全に管理・運用するための「2026年版セキュリティ360レポート」の日本語版を公開しました。このレポートは、モバイルデバイスとmacOS環境における最新のセキュリティリスクを詳細に分析し、攻撃者が使用する主要な攻撃手法や、企業が取り組むべき対策を明らかにしています。
この調査では、2025年の業界動向や実際に発生したインシデント、セキュリティリスクに関するデータを基にしています。この情報は、企業や組織が効率的にセキュリティを強化するための重要な知見を提供しています。
セキュリティ360レポートの概要
「セキュリティ360レポート」は、モバイルデバイスおよびmacOS環境のセキュリティリスクの評価を目的としています。最新の脅威に関するデータを基に、より効果的な対策を提示することで、セキュリティ意識を高めることが目指されています。
このレポートは、各種リスクを特定し、企業が対処すべき重要なポイントを示しています。調査には、170万台以上のiOSおよびAndroidデバイス、そして15万台を超えるMacデバイスが使用されました。これにより、世界中の過去12ヶ月のセキュリティリスクが包括的に分析されています。
モバイルデバイスにおけるセキュリティリスク
モバイルデバイスは、従業員にとって重要な業務ツールとなっていますが、一方でサイバー攻撃のターゲットにもなっています。2026年版レポートでは、特に注意が必要な4つのカテゴリーに分けられた具体的な脅威が示されています。
1. デバイスの脆弱性
調査によると、53%の企業が脆弱な状態のデバイスを保有していることが判明しました。OSの古いバージョンを使用しているこれらのデバイスは、重要なデータ流出のリスクを高めています。このため、全てのデバイスをMDM(モバイルデバイス管理)に登録し、管理体制を強化する必要があります。
2. アプリケーションのリスク
評価されたアプリの95%に中程度以上の脆弱性が確認されました。特にアプリが要求する権限や動作が問題視されています。62%のアプリが危険な権限を要求しており、企業はアプリの使用を制限し、その脆弱性を把握すべきです。
3. ネットワークとWebのリスク
フィッシング攻撃が依然として蔓延しています。調査では、25%がフィッシングリンクをクリックしたことがあり、18%は危険なWi-Fiに接続した経験がありました。従業員へのセキュリティ教育が不可欠です。
4. 持続的標的型攻撃(APT)
攻撃者は複数の脆弱性を悪用して、高度な攻撃技術を駆使しています。2025年には新たな攻撃手法が確認されており、厳格なデバイス管理と迅速な対応が求められます。
macOS環境におけるセキュリティリスク
ビジネスでのMacの利用が広がる中、macOSを狙う攻撃も増加しています。2025年には、世界的にMacデバイスの出荷台数が270万台を超えたとのことです。具体的には、44%のデバイスで悪意のあるトラフィックが確認されています。
マルウェアと脅威の現状
特にトロイの木馬による攻撃が増加しており、2025年には攻撃の約90%がこの悪性コードに関わっています。また、マルウェアの種類も多様化しており、評価されたアプリの73%から脆弱性が検出されています。
脆弱性への対策
58%の企業が古いOSを使用していることがわかりました。これは、モバイルデバイスよりも高い割合であり、継続的なアップデートやセキュリティ対策の必要性がトゲます。
まとめ
このレポートから得られる知見は、企業がモバイルデバイスおよびMacのセキュリティを強化し、リスクを管理するのに役立つでしょう。Jamfは、最新のセキュリティトレンドを調査し、企業が必要とする情報を提供しています。そのため、企業はこの報告を参考にして、セキュリティ意識の向上と実効性のある対策を講じることが求められます。
詳しい情報やレポートのダウンロードについては、Jamfの公式Webサイトを訪れてみてください。