南極・北極から地球環境問題を考える!小学生向けワークショップ開催
2024年8月20日、国立極地研究所にて、小学生を対象とした「南極・北極からSDGsを考える」ワークショップが開催されます。このワークショップは、THINK SOUTH FOR THE NEXT実行委員会(株式会社ゴールドウイン、株式会社DACホールディングス)が主催するもので、南極・北極の壮大な自然や環境問題について、子どもたちが楽しく学べる内容となっています。
ワークショップの内容
ワークショップは、南極・北極に関する講演、南極・北極科学館の見学、体験学習の3部構成。小学1~4年生、小学5・6年生それぞれ20名ずつ、合計40名の小学生を対象に、約3時間のプログラムが実施されます。
講演会
「南極・北極のおどろくべき自然」
講師は、第66次日本南極地域観測隊長の原田尚美氏。迫力満点の南極や北極の映像、可愛らしいペンギンなどを紹介し、暑い日本の夏から氷点下の極地の世界へ参加者を誘います。
「極地にはどうやったら行けるの?」
講師は、冒険家の荻田泰永氏と舟津圭三氏。子どもたちの目線に立って、南極や北極への夢を実現するための方法を語り、ワークショップ当日は参加者から国際隊メンバーへの質問を受け付け、後日回答メッセージが届く予定です。
「南極・北極から地球環境を考える」
講師は、第39次日本南極地域観測隊・越冬隊員の坂野井和代氏。温暖化の影響を大きく受けている南極・北極で起こっている気候変動を通して、地球全体の環境について考えます。
体験学習
小学1~4年生向け「地球儀をつくって、地球規模の自然を知ろう!」
世界各地における気温変化、オゾンホール、オーロラの分布などが印刷された折り紙シートを使って、自分だけの地球儀を制作します。地球上のさまざまな場所の特徴を発見する、創造的な体験ができます。
小学5・6年生向け「北極・南極の環境に関するグループワーク」
日本極地研究振興会が発行した教材を使って、北極・南極の環境について調べ、議論を行います。4~5名のグループに分かれ、教材を通して南極と北極の環境の違いを調べ、その理由についてグループ内で議論を行います。
南極・北極科学館の見学
国立極地研究所が運営する南極・北極科学館では、南極や北極のオーロラシアター、観測隊が実際に使用した雪上車や観測機器、南極の氷や隕石などの実物展示を通して、楽しく学べます。
ワークショップの目的
このワークショップは、南極・北極の壮大な自然や環境問題について、子どもたちに楽しく学んでもらうことを目的としています。特に、地球温暖化などの環境問題が、私たちの生活にどのような影響を与えているのか、子どもたちに理解を深めてもらうことを目指しています。
参加方法
参加を希望される方は、公益財団法人日本極地研究振興会の公式HPに掲載されている募集要項をご確認ください。応募期間は2024年7月5日(金)~7月16日(火)です。
THINK SOUTH FOR THE NEXT プロジェクト
THINK SOUTH FOR THE NEXTプロジェクトは、1989年に実施された南極大陸横断国際隊の精神を受け継ぎ、環境問題と平和の大切さを次世代に継承していくことを目的として、2019年に設立されました。本ワークショップは、このプロジェクトの一環として開催されます。
まとめ
「南極・北極からSDGsを考える」ワークショップは、子どもたちが南極・北極の自然や環境問題について楽しく学べる貴重な機会です。ぜひご参加ください。