進行膵臓がん治療に新たな希望、腫瘍縮小に成功した臨床研究

進行膵臓がん治療に新たな希望、腫瘍縮小に成功した臨床研究



愛媛大学発のベンチャー企業、株式会社アドメテックが切除不能な進行膵臓がんに対する治療法の可能性を示す喜ばしい報告を行いました。この研究では、ウクライナ国立がんセンター病院(UNCI)での医師主導の臨床研究において、60名の患者全員で腫瘍が縮小する成果が確認されました。対象となった患者の平均年齢は約60歳で、それぞれ重篤な副作用が見られない結果となりました。

進行膵臓がんは、手術や放射線治療の適用が難しく、そのため治療選択肢が非常に限られています。患者たちは新しい治療法を待ち望んでおり、アドメテックの研究はその期待に応えるものであると言えます。

この臨床研究は、2020年1月から2021年11月にかけてウクライナで行われました。アドメテックは、微細デバイスを用いた組織内加温技術に特化しており、今回使用された治療機器は高度に低侵襲な特性を持つものです。具体的には、直径わずか0.7mmの加温デバイスが使われ、これにより一部の症例では腹腔鏡下での治療も行われました。

「今回の結果は、進行膵臓がんの治療に新たな道を開くものです。今後もさらなる研究を進めていきます」と、アドメテックの代表は強調しました。

今後、この研究成果に基づいて新たな治療法が確立されることが期待されています。アドメテックは、超音波内視鏡用のさらに低侵襲なデバイスの開発にも力を入れており、今後の研究開発に活動が注目されます。

アドメテックの取り組みは、医療現場での新たな治療法の選択肢を増やし、膵臓がん患者にとっての希望となることでしょう。私たちもこの進展から目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社アドメテック
住所
愛媛県松山市空港通1-8-16えざきビル5階
電話番号
089-989-5917

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