読み書き困難の児童を支えるeラーニング講座が開講
2025年、学習障害の一つである読み書き困難(ディスレクシア)を抱える子どもたちを支えるための「読み書き困難指導・支援講座」の第10期が開講します。この講座は、子どもたちに適した指導や支援法について実践的に学べる内容となっており、教育・福祉・医療の現場で関わる全ての方々にとって非常に価値ある機会となるでしょう。
読み書き困難の子どもたちの現状
日本国内において、約8%の子どもたちが読み書きに関する困難を抱えていると言われています。具体的には、40人学級に約3名の割合で存在することが確認されています。
これらの子どもたちは、文字を滑らかに読むことができず、時間がかかる、一度読んだ内容であっても誤りが多いなどの特性があります。また、問題文を読み上げても、自己読解して答えを書くことは困難で、書き間違いや書けない悩みを抱えることもあります。
多くの子どもは、周囲からの理解を得られず、じっくり取り組むことができずに宿題に時間を要し、その結果、精神的な負担を強いられています。このような子どもたちが抱える苦しみは、時には不登校や二次的な障害に発展することもあります。
講座の概要
「読み書き困難指導・支援講座」は、今後の教育現場での支援体制を強化するために必要な知識とスキルを提供します。具体的には、教材や指導方法の工夫、ICTを活用した支援法などに特化し、教育者や保護者が直面する問題への解決の糸口を見つけることを目的としています。
- - 申込期間: 2025年3月1日(土)~ 4月30日(水)
- - 受講期間: お申込み・決済後 ~ 5月31日(土)
- - 学習形式: eラーニング(動画視聴)
- - 講座数: 全5講座
- - 視聴時間: 約6時間
- - 受講料: 一般 15,000円+税 / 学生 5,000円+税
- - 特典: 読み書き支援ラボ無料参加(日時: 2025年5月17日 13時~15時)
- - 講師: 上條大志 先生
参加者の声
過去の受講者からは、「具体的な支援方法を学ぶことができ、知識が深まった」「手探りで進めていた支援を体系化できた」など、非常に高い評価をいただいています。必要な情報を取り込むことで、実際の教育現場での応用力が向上することが期待されています。
お問い合わせ
この講座に関するお問い合わせは、読み書き困難指導・支援講座担当の高尾・坂井まで、メールでご連絡ください。
[email protected]
まとめ
ディスレクシアを抱える子どもたちに寄り添うためには、周囲の理解と適切な支援が必要です。「読み書き困難指導・支援講座」は、そのための道筋を示す貴重な機会であり、多くの方の参加をお待ちしています。支援方法を学び、ディスレクシアの理解を深めることで、子どもたちが笑顔で学ぶ社会を築いていきましょう。