全方向搬送ロボット
2026-01-15 14:12:54

建設現場の新たな救世主!全方向搬送ロボットの革新技術

段差乗り越えが可能な全方向搬送ロボットの開発



建設現場の人手不足が叫ばれる中、搬送作業の自動化が急がれています。しかし、特に段差や狭い場所での作業は従来のロボットには苦手な部分が多く、実用化が難しい現状でした。

そこで、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(都産技研)が新たに開発したのが、段差乗り越え性能を従来よりも最大7.5倍向上させた全方向搬送ロボットです。この技術は、車輪のサイズを変えずに実現されているため、現場での利用価値は非常に高いと言えます。

メカナムホイールの革新



メカナムホイールは、特に狭い空間での移動に優れた特性を持つ車輪構造です。周囲に傾けたローラを装着することで、四方向へ自由自在に動ける特性を生み出しています。しかし、横移動時の段差乗り越え能力やエネルギー効率に問題があり、長らく改良が求められていました。

本技術では、ロボットの運行状況に応じて車輪のトー角を0度から25度まで変更する新加減速システムを導入しました。この機能によって、段差をスムーズに乗り越えられるだけでなく、推進力も従来の1.5倍に増強されることを可能にしています。

3つの開発ポイント



1. 段差乗り越え性能の向上



トー角を変更することで、車輪のエッジと段差の接触効率が改善され、特にスムーズな乗り越えを実現。前後の移動にも効果的です。

2. 実用的な推進力の確保



エネルギーの無駄を大幅にカットし、推進力を向上させることに成功しました。耐荷重を損なうことなく、強力な推進が得られます。

3. 高精度な位置決め



全方向移動機能を保持しつつ、トー角を動かしながらの運行が可能なため、迅速で正確な位置決めが実現されます。これにより、動作の効率が飛躍的に改善されます。

展示会での実機デモ



この革新技術は、2026年1月21日から23日まで東京ビッグサイトで開催される「第10回ロボデックス」にて実機デモが行われます。都産技研のブース(小間番号 S3-26)では、開発に関わった担当者による詳しい説明も受けられます。この機会に直接見て体験することで、建設・産業分野における自動化の未来を感じてみてはいかがでしょうか。

まとめ



東京都立産業技術研究センターが開発したこの全方向搬送ロボットは、段差を乗り越えられるだけでなく、狭い空間での作業にも最適な設計がなされています。建設現場をはじめとした様々な分野において、今後の展開が非常に楽しみです。

会社情報

会社名
東京都立産業技術研究センター
住所
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。