八千代市立大和田中学校、集金機能のDXを実現
千葉県八千代市に所在する八千代市立大和田中学校が、技術革新により集金業務の効率化と生徒の安全を確保する新たな取り組みをスタートしました。2022年4月にリリースされた保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」の集金機能を取り入れることで、従来の手集金からデジタル集金への移行を実現したのです。
大和田中学校の狙い
大和田中学校では、これまで生徒から直接手集金を行っていましたが、学区が広く生徒たちが大金を持ち運ぶことが安全面での課題となっていました。そのため、より安全で効率的な集金方法を探し求めていたのです。これまで同校では、tetoruの連絡機能を利用していましたが、昨年、その集金機能が追加されたことに気付き、導入を検討しました。保護者への利便性を説明し、学校の判断として「安心安全な運営」を重要視した結果、4月に正式導入となりました。
導入の背景と決定
大和田中学校は、生徒数が約900名と規模が大きい学校です。従来の集金は銀行振込方式で行われていましたが、未納の問題から手集金に切り替えた経緯があります。教師が現金を取り扱うプロセスには多くの工数がかかり、また現金を持ち歩く生徒にとっても安全面でのリスクがありました。これらの問題を解決するべく、tetoruの集金機能が導入されることになりました。
導入プロセスとその成果
集金機能の導入に当たり、保護者や教員との協議が行われました。導入後は、全校生徒の約80%がこのシステムを利用しており、結果として集金にかかる時間は従来の約20%にまで削減されました。これにより、担任の教師や集金業務をまとめる主任教員の負担も大幅に軽減され、授業準備や生徒とのコミュニケーションに充てる時間が増えています。また、手集金と振り込みの管理もCSVファイルで楽に突合できるようになりました。
tetoruの魅力
tetoruは、子どもたちと保護者をしっかりとつなぐコミュニケーションツールであり、その信頼性と利便性が特徴です。集金機能によって、保護者はオンラインで口座登録ができ、紙の手続きは不要になるため環境負荷も軽減されます。また、全国のほぼすべての金融機関に対応し、自動化された集金プロセスが実現されることで、教職員が煩雑な管理業務から解放され、生徒への支援に集中できる環境が整います。
Classi株式会社のビジョン
Classi株式会社は、「子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」という使命のもと教育プラットフォームを提供しています。今後も、学校とテクノロジーを組み合わせた「SchoolTech」を推進し、全ての生徒が円滑に学べる環境を作り続けることを目指します。大和田中学校の取り組みは、デジタル時代の新たな教育モデルを築くための第一歩と言えるでしょう。