名もなき不調の対策
2019-11-26 11:03:05

女性の冬の悩み、名もなき不調とその対策を学ぼう

冬に増える名もなき不調とは



冬になると、多くの女性に訪れる「名もなき不調」。わけもなくイライラしたり、疲れやすくなったり、あるいは眠れない、頭が重いといった症状は、体の不調から来ている場合があります。特に、寒い季節には血流が悪化し、体の様々な部分に影響を及ぼします。こうした悩みは病院に行くほどではないけれど、毎年冬になると繰り返されるもの。そこで『わたし漢方』では、これらの不調を「名もなき不調」と名付け、体質や状態に応じた対処法を提案していきます。

冬の代表的な「名もなき不調」



その中でも特に冬に多くの相談を受けるのは、冷え性です。12月から2月までの間、冷えに関する相談は他の季節に比べて3倍以上も増加します。皮膚は寒さに反応して血管を収縮させ、体温の放出を防ぐ自然な仕組みを持っていますが、元々血流が弱い体質の人はこの反応がさらに厳しくなり、冷えによってさまざまな不調が現れやすくなります。

冷え性になると、生理不順や不妊、更年期障害、腰痛、アレルギー疾患、さらには慢性疲労や肌の乾燥など、様々な健康問題の引き金になることが分かっています。また、血流が悪化するため、代謝も落ちて太りやすくなるリスクも存在します。このように、健康で若々しく過ごすためには、冷え性の改善が非常に重要です。

あなたの冷え性はどのタイプ?



冷え性は漢方の考え方に基づき、いくつかのタイプに分けて考えることができます。『わたし漢方』では、薬剤師が相談者の体質をカウンセリングし、各自に最適な対処法を提案します。具体的には、次の4つのタイプに分類されます。

1. 末端冷えタイプ



手足の冷えが顕著で、末梢の循環が悪い人。このタイプの方は、血を補い血行を促すことが大切です。代表的な漢方処方には、当帰四逆加呉茱萸生姜湯や当帰芍薬散などがあります。

2. お腹冷えタイプ



胃腸が弱く、下痢をしやすい方が該当します。全身が冷えるため、体の中心から温めていく必要があります。胃腸を温めることで消化機能を改善し、全体の体力向上を図ります。人参湯や大建中湯、真武湯が有名です。

3. 冷えのぼせタイプ



下半身は冷えているが上半身は火照る、ストレスや更年期障害の影響を受けているタイプ。これらの改善が求められます。加味逍遥散、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、五積散などが該当します。

4. 水溜まり冷えタイプ



水分代謝が悪く、むくみなどを伴う冷え。このタイプの方は、水の流れを良くする必要があり、苓姜朮甘湯や八味地黄丸を活用します。

冷え性改善の基本



共通して言えるのは、体を冷やさないこと。冷える食べ物や飲み物は避け、生姜を使った温かい飲み物や食事を心がけることが基本です。体質を改善するためには少しずつの食生活の見直しが大切です。

専門家のアドバイス



近畿大学東洋医学研究所の武田卓医師は、「冷え性は日本人にとって身近な存在であり、漢方治療が有効です」と語ります。西洋医学では認識されないことも多い冷え性ですが、古来からの漢方の手法で、体質に応じた治療法の提案が可能です。特に、重大な健康問題が隠されている場合もありますので、まずは相談することをお勧めします。

『わたし漢方』はLINEで体の悩みを簡単に相談でき、個別にオーダーメイドの漢方薬を提供しています。初回の相談は無料で、体質の変更に応じた薬の調整も可能です。何か悩んでいる方はぜひ活用してみてください。

会社情報

会社名
わたし漢方株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2-6ー11花門ビル4F
電話番号
03-6452-6468

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