赤ちゃんの頭形を矯正する『ベビーバンド』の登場
赤ちゃんの頭の形を整えるための新しい医療機器「ベビーバンド」が、2022年4月に厚生労働省の薬事承認を受け、いよいよ導入が始まっています。このヘルメットは、特に斜頭症や絶壁頭に悩む赤ちゃんのために設計されており、個々の頭の形に合わせてオーダーメイドで作られます。
ヘルメット治療の仕組み
従来の治療法とは異なり、ベビーバンドは頭に圧力をかけて無理に形を変えるのではなく、赤ちゃんの頭の平らな部分に空間を作り出すことで頭の成長を促進します。この手法により、自然な形状に導くことができ、より快適な治療を提供します。
対象となるのは、医療機関で中等度以上の頭のゆがみが確認された赤ちゃんで、治療は月齢2〜6ヶ月頃から開始し、1日23時間ヘルメットを装着することが求められます。
ベビーバンドの特長
「ベビーバンド」は、日本製の医療機器として、通気性に優れた構造や圧力を分散させる多層クッションを採用しています。また、赤ちゃんやそのご家族、さらには医療従事者が安心して使用できるように、デザイン性にも考慮されています。
製品情報
- - 販売名: ベビーバンド / ベビーバンド2
- - 一般的名称: 頭蓋形状矯正ヘルメット
- - 医療機器承認番号: 30400BZX00090000 / 30400BZX00252000
- - 医療従事者向け製品サイト: ベビーバンド公式サイト
株式会社Berryについて
「ベビーバンド」を製造している株式会社Berryは、2021年に設立された医療機器ベンチャーで、医療が必要なすべての人々に最適な治療を提供することを目指しています。同社は、3Dプリント技術とデータ解析を駆使し、医療の革新を推進しています。
- - 所在地: 東京都文京区湯島2-7-16プリ・テックビルディング6F
- - 代表取締役: 中野 裕士
- - 事業内容: 医療機器の製造販売 / ソフトウェアの設計開発
- - 公式URL: 株式会社Berry公式サイト
終わりに
赤ちゃんの健康的な成長のためには、早めの対策が重要です。『ベビーバンド』の導入によって、頭の形に悩む赤ちゃんが安心して成長できる環境が整うことが期待されています。今後の展開にも注目です。