フリーランスの現実：100名の働き方と収入の実態を調査

フリーランスの実態調査：働き方と収入の真実

近年、フリーランスという働き方が一般化し、特に新たに独立を志す人が増えています。いったいフリーランスたちは、どのように働き、どのくらいの収入を得ているのでしょうか？そうした疑問に応えるべく、WEBBOX合同会社の「キャリアファースト」が、フリーランス100名を対象に実施した調査の結果をまとめました。

調査概要

- 期間：2023年9月21日
- 対象：20代以上のフリーランス
- 回答人数：100名
- 調査方法：インターネット調査

アンケート回答者のプロファイル

アンケートに参加した100名の性別と年代を見てみましょう。

- 性別：男性58名、女性42名
- 年代：

- 20代：15名
- 30代：49名
- 40代：30名
- 50代：6名

フリーランスの職種

調査結果によると、フリーランスの中で最も多い職種は「ライター」であり、54名がこの職に従事しています。その他には、ITエンジニア（19名）、デザイナー（12名）が続き、接客系（8名）、音楽家・カメラマン（5名）、SNSインフルエンサーおよび運営系（各1名）が少数派でした。

ライターは、クラウドソーシングを通じて案件を取得しやすく、在宅で働くことが可能なため人気です。一方、単価の低さが懸念されており、収入面では厳しい状況と言えます。

フリーランスの年収

次に、フリーランスとしてどのくらいの収入を得ているのかについて調査しました。意外にも、年収300万円未満のフリーランスが半数以上を占めました。特にライター職は、200万円未満の年収が最も多く、33名がこのカテゴリーに入る結果となりました。

一方で、ITエンジニアは比較的高収入を得ている職種の1つであり、500万円以上稼いでいるのは9名でした。この職種は、需要が高まっているものの、単価が低下している傾向にあることも考慮が必要です。

案件数と労働時間

フリーランスとして抱えている案件数はどうでしょうか？驚くことに、6案件以上抱えているフリーランスも多くいますが、その中でも200万円未満の収入にとどまるケースが目立ちました。特にライターの場合は、3件以上の案件を持つ人が過半数を占めますが、年収300万円未満の割合が多いことから、単価の低さが影響しています。

また、週にどのくらいの時間を働いているのかに関する調査では、5時間未満から70時間以上働く人まで多様であり、その働き方は様々です。単価の高い案件に絞ることが、フリーランスとして稼ぐための鍵になるでしょう。