ノーベル平和賞受賞者ユヌス博士、茨城・水戸市を初訪問!高校生1000名に特別講義

ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス博士、茨城県水戸市初訪問



7月12日、ノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス博士が、茨城県水戸市を初めて訪問されました。4年ぶりの来日となる今回の訪問では、水戸市にある茨城県立水戸第一高等学校および同校附属中学校を訪問し、生徒約1000名を前に特別講義を行いました。

ユヌス博士は、グラミン銀行の創設者として知られ、貧困削減への貢献が評価され、2006年にノーベル平和賞を受賞しています。近年は、地球環境問題にも積極的に取り組んでおり、世界中のリーダーと共に「3つのゼロ」―炭素排出量ゼロ、失業ゼロ、貧困と富の集中ゼロ―を目指したイニシアチブを主導しています。

今回の特別講義では、博士自身の経験やビジョンに基づき、持続可能な社会を実現するための重要性について熱心に語られました。生徒たちは、博士の言葉に真剣に耳を傾け、熱心に質問するなど、活気のある時間となりました。

講義後には、生徒たちとの交流の時間も設けられ、博士は一人ひとりの質問に丁寧に答えるなど、親身な対応をされていました。生徒たちにとって、世界的に著名な人物から直接話を聞ける貴重な機会となり、将来の進路を考える上で大きな刺激になったことでしょう。

地域社会への貢献

ユヌス博士の水戸市訪問は、地域社会にとっても大きな意義を持つ出来事でした。博士の活動は、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを象徴するものであり、水戸市が抱える課題解決や将来の発展に繋がる可能性を秘めています。

本訪問を契機に、水戸市における持続可能な社会に向けた取り組みが加速し、環境問題や社会問題への意識向上、そして地域活性化に貢献することが期待されます。

3ZERO Clubについて

ユヌス博士が提唱する「3つのゼロ」の達成を目指すイニシアチブとして、「3ZERO Club」があります。このクラブでは、若者たちが起業家精神を持って、現代社会が抱える環境問題や社会問題の解決に主体的に取り組むことを支援しています。

参加者は5名ずつのグループで活動し、相互に学び合いながら、世界中の他のクラブとネットワークを構築することで、互いにサポートし合い、共に成長していく仕組みとなっています。

ユヌス博士の訪問は、水戸市の生徒たちにとって、単なる特別講義以上の意味を持っていました。それは、持続可能な未来への希望と、自ら社会をより良く変えていこうという強い意志を植え付ける、貴重な経験となったことでしょう。

このイベントは、アース・アイデンティティ・プロジェクツという特定非営利活動法人によって企画・実行されました。同法人は、今後とも、持続可能な社会の実現に向けた様々な活動を展開していく予定です。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人 アース・アイデンティティー・プロジェクツ
住所
東京都大田区東蒲田1-21-14
電話番号
03-6715-7888

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