グンゼ株式会社は、インナーブランド『BODY WILD』が、温室効果ガスの排出量より吸収量が上回るカーボンネガティブを達成したと発表しました。
グンゼは、連結子会社であるグンゼグリーン株式会社と連携し、緑化事業による吸収量と『BODY WILD』の製品生産時の排出量を算定しました。その結果、九州大学都市研究センターが開発した手法を用いた分析により、『BODY WILD』の一部商品がカーボンネガティブを達成していることが認められました。
さらに、第三者機関である一般社団法人計量サステナビリティ学機構から、「CARE認証(ENVIRONMENT Carbon Negative)」国内第一号を取得しました。この認証は、製品の製造過程で排出される温室効果ガスの量が実質ゼロ以下の状態を達成していることを示すものです。
グンゼグリーンの緑化事業による温室効果ガスの削減貢献量は年間約4,843t-CO2eに達し、『BODY WILD』の対象商品は1枚あたり約2.209kg-CO2eの温室効果ガスを排出します。この差額により、カーボンネガティブが実現しています。
今回の取り組みは、産学連携共同研究によって実現しました。九州大学都市研究センターが開発した拡張型ライフサイクルアセスメントと呼ばれる手法が用いられ、温室効果ガスの排出量と削減量が正確に試算されました。
グンゼは、今後も「地球に優しい世界」の実現を目指し、サステナブルなものづくりに挑戦していくとしています。
一方、『BODY WILD』は、1998年のデビュー以来、初のブランド刷新を行い、2024年2月よりシームレスな暮らしに寄り添うトータルアパレルブランドとして生まれ変わりました。コンセプトは「身体を自然に回帰する」で、ライフスタイルの変化に対応し、心地よさを追求したラインナップで展開しています。
グンゼは、今回のカーボンネガティブ達成とブランド刷新により、環境への配慮と顧客満足度の向上を目指しています。