クリルオイル研究会
2026-01-29 11:18:49

クリルオイルの新しい可能性を探る:第11回研究会の開催報告

クリルオイルの新たな視点を探る



2025年11月28日、東京ビッグサイトにて開催された「第11回クリルオイル研究会 講演会」では、クリルオイルの新機能とその有用性に関する最新の研究成果が発表されました。今回のテーマは「クリルオイルの新機能、有用性の最前線 ~ホスファチジルコリンやリン脂質の観点から~」であり、多くの研究者や業界関係者約50名が参加しました。

講演会のポイント


本講演会では主に以下の3つの点に焦点が当てられました。
1. リン脂質やホスファチジルコリン(PC)といった“分子種”の観点から、クリルオイルの吸収や体内動態、機能性について整理されたこと。
2. 製剤設計や脂質代謝・睡眠、腸内細菌代謝物研究まで、様々な分野での最新知見が共有されたこと。
3. 研究と社会実装を結びつける視点を俯瞰し、今後の検証課題について議論したこと。

この講演会は、クリルオイルを単なる「オメガ3素材」として捉えるのではなく、その素材としての魅力を基礎から応用に至るまで一貫して考察する機会となりました。

各講演の内容


1. 高吸収性製剤設計の可能性


静岡県立大学の尾上教授は、クリルオイルの特性を活かした高吸収性の製剤設計について講演しました。クリルオイルはリン脂質を多く含むため、消化管内で自己乳化が起こりやすく、難水溶性成分の分散性を高めることができることに注目が集まりました。また、ラットを使用した試験において、EPAがリン脂質に結合すると体内移行が高まることが示され、その結果がクリルオイルの健康食品としての可能性を示唆しています。

2. n-3系脂肪酸の機能性


次に仙台白百合女子大学の大久保教授は、PCに結合したn-3系脂肪酸が脂質代謝や睡眠に与える影響について述べました。動物実験の結果、PC結合型のDHAが内臓脂肪や血清脂質に与える影響を示し、さらに人を対象とした研究結果も伝えられました。

3. クリルオイルの健康寿命への影響


Aker BioMarineのリナ・ジョンソン氏は、クリルオイルが健康寿命に与える影響について最新の臨床研究を紹介しました。クリルオイルの摂取が筋肉量の維持や炎症指標の改善に寄与することが示され、食事や運動条件と共にさらなる研究が必要であることが強調されました。

4. 腸内細菌と食品機能性


最後に京都府立医科大学の内藤教授は、腸内細菌代謝物研究の重要性を述べ、食と健康の関係についての新たな視点が提示されました。栄養素だけでなく、社会的つながりを健康資源として捉える考え方が展開され、これからの栄養学の発展が期待されます。

今後の展望


今回の講演会では、研究と社会実装に向けた新たな議論が交わされました。クリルオイル研究会の会長である矢澤一良教授は、今後も情報交換や共同研究を通じて、クリルオイルの研究の発展を目指す意向を述べています。このような研究会が、クリルオイルの社会実装への道を切り開くことが期待されています。

クリルオイル研究会について


クリルオイル研究会は、2013年に設立され、クリルオイルの科学的エビデンスに基づく健康と予防医学の発展を目指しています。今後も多角的な研究を進め、国際的な評価を得る成果創出を目指しています。


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会社情報

会社名
クリルオイル研究会
住所
東京都品川区大井1-47-1NTビル7階
電話番号

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