TAKIYAが支える美術館の展示
2020年にオープンしたアーティゾン美術館では、展示用の備品として日本のブランド「TAKIYA」の製品が使用されています。ここの美術館は従来の2倍以上の展示面積を誇り、最新の設備とともに新たな作品を加えたことで、訪れる人々に新しい美術体験を提供しています。
アーティゾン美術館とTAKIYAの関係
アーティゾン美術館におけるTAKIYAの存在は、ブリヂストン美術館との長い歴史から形成されたものです。TAKIYAは30年以上にわたり、この美術館に展示金具を納入してきました。特に、1999年の大規模改修以降、耐震性に優れたフックやハンガーの共同開発を行い、信頼関係を深めてきました。アーティゾン美術館では、その技術力を生かし、作品と空間の調和を考えた展示が実現されています。
さらに、アーティゾン美術館は、イタリアのGoppion社が手がけた展示ケースを日本で初めて採用しており、TAKIYAはその窓口となっています。これにより、美術品の安全性と美しさを両立する展示環境が提供されています。
世界の美術館に必要とされる技術
TAKIYAのピクチャーレールやGoppionの展示ケースは、単なる備品ではなく、作品を引き立てる重要な役割を果たしています。展示金具には、強度が求められる一方で、美術品の美しさを損なわないデザインが必要です。TAKIYAはその点にこだわり、各パーツを丁寧に手作業で仕上げることで、世界の美術館から高く評価されています。
TAKIYAは1975年に世界で初めてのピクチャーレールを考案しました。これを受けて、1979年には国立西洋美術館に導入され、「コレダーライン」として商品化されました。この製品はすぐに人気を獲得し、国内外の美術館へと導入が進みました。
グローバルに広がるTAKIYAの名
1990年にはベルギー王立美術館への製品納入が行われ、これが同社の国際展開の始まりとなりました。その後、スペインのプラド美術館、アメリカのニューヨーク近代美術館やボストン美術館など、世界39か国の美術館や博物館でTAKIYAの製品が採用されるようになりました。
便利な購入方法
家庭でも手軽にTAKIYAの技術を取り入れられるように、同社のピクチャーレールはAmazonでも販売されています。組み立てが簡単なセットが用意されており、好きな位置に絵や写真を飾ることが可能です。軽量用から重量用まで、4種類のセットと各種パーツがラインアップされています。ぜひ、この機会にTAKIYAの製品を手にして、美術館と同じクオリティの展示を楽しんでみてはいかがでしょうか。