訪問介護事業の現状
2023-02-09 14:30:01
訪問介護事業所立ち上げの現状:人材確保とITシステム導入の課題
訪問介護事業所立ち上げ:人材と資金の壁、そしてIT導入の課題
高齢化社会が加速する現代において、訪問介護事業はますます重要な役割を担っています。しかし、新規参入する事業所にとって、立ち上げから運営までには多くの課題が存在するのも事実です。
今回、介護事業支援アプリ「Colibri」を手掛けるColibri合同会社が実施した「訪問介護事業所立ち上げの実態」調査では、事業立ち上げにおける様々な課題が明らかになりました。
人材確保が最大の課題
調査結果によると、事業立ち上げの準備段階で最も苦労した点は「人員の確保」でした。46.1%の経営者がこの課題に直面しており、資金調達(45.8%)や資格取得者の確保(44.7%)とほぼ同等の割合となっています。これは、訪問介護事業が人材を基盤とするビジネスであることを如実に示しています。
実際に事業所を立ち上げてからも、この課題は依然として大きく、53.0%の経営者が「人員がなかなか集まらなかった」と回答しています。人材不足は、事業の拡大や安定運営を阻む大きな要因となっていると言えるでしょう。
資金調達も大きなハードル
事業立ち上げの準備段階では、資金調達も大きな課題となっています。45.8%の経営者が資金調達に苦労したと回答しており、実際には想定以上の資金が必要となるケースも多いようです。
調査では、事業立ち上げ時に「思った以上に資金がかかった」と回答した経営者が42.3%に達しています。これは、人材確保の難しさに加え、事業運営に必要な設備やシステム導入費用などが想定を上回ったことが原因と考えられます。
ITシステム導入は必須だが、導入率は低い
業務効率化や人為的ミスの削減を目的としたITシステムの導入は、訪問介護事業にとって必須と言えるでしょう。しかし、調査結果では、立ち上げ時に導入したシステムとして「シフト管理ツール」や「給与計算ソフト」などが挙げられる一方、立ち上げてから必要性を感じたシステムは導入できていないケースも多いことがわかりました。
特に、導入できていない理由として「資金面での厳しさ」や「知識不足」が挙げられており、経営者は目の前の業務に追われ、システム導入まで手が回らない状況にあるようです。
Colibri:訪問介護事業の課題解決を支援するアプリ
Colibriは、訪問介護事業の課題解決を支援するために開発されたアプリです。勤怠管理、給与計算、シフト管理など、事業運営に必要な機能を網羅しており、業務の効率化とコスト削減を実現します。
Colibriでは、シフト管理、給与計算、記録、情報共有など、様々な機能が連携することで、事務作業の負担を大幅に軽減します。さらに、ヘルパーやサ責向けアプリ、PCアプリなど、多様なユーザーニーズに対応しています。
Colibriは、訪問介護事業の課題解決に貢献し、より質の高いサービス提供を支援するツールとして注目されています。
会社情報
- 会社名
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Colibri合同会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋1-13-13F
- 電話番号
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