広島から生まれる新たなスタートアップたち
広島県とPlug and Play Japanが共同で立ち上げたスタートアップ支援事業「ひろしまユニコーン10」。このプロジェクトは、広島からユニコーン企業とも呼ばれる急成長企業を誕生させることを目指して、2022年3月に始まりました。計画的に10社を10年間で創出するという大胆な目標のもと、創造的なビジネスを育てるための環境を整えています。
採択スタートアップ企業
今年度も13社のスタートアップが選ばれ、それぞれの分野でユニークな取り組みをしています。シード企業とアーリー企業の2コースに分かれ、特に成長の可能性が高い企業が選ばれています。以下はその詳細です:
シード企業コースの採択スタートアップ
- - ENTECH株式会社: デジタル歯科技工のプラットフォーム開発。
- - 株式会社QD Power: 高性能な全固体蓄電池の提供。
- - 社会保険労務士法人サトー: 給与総務情報の利活用サービスを開発。
- - 株式会社TD Holdings: 中小企業向けのDXコンサルティング。
- - 広島大学(水野優): スマホ眼底カメラとAIによる診断プログラムの開発。
- - 株式会社ボランチアイズ: 重大事故を防ぐ振動監視カメラ技術。
アーリー企業コースの採択スタートアップ
- - 株式会社ウーオ: 法人向け水産業マーケットプレイスの運営。
- - 株式会社エイトノット: 小型船舶向け自律航行システムの提供。
- - KGモーターズ株式会社: 超小型EV「mibot」の製造。
- - 株式会社ハコジム: AIトレーナーによる無人ジムサービス。
- - 株式会社ビーライズ: XRソリューションの提供。
- - 株式会社ベクトロジー: 労働力不足を解消する自動化技術。
- - 株式会社Medlarks: 尿路感染症予防デバイスの開発。
プログラムとその目的
Plug and Play Japanは、この13社を対象に、2025年3月までの事業成長を見据えたサポートを行います。さらに、シードとアーリーの両コースにおけるアクセラレーションプログラムを実施し、参加企業には成果発表会でのピッチ機会が与えられます。この発表会には大手企業や外部の支援者が参加し、スタートアップの事業を広くアピールする場となります。このイベントは、参加企業がグローバルなビジネス展開を促進させる大きなチャンスを提供します。
まとめ
「ひろしまユニコーン10」プロジェクトは、広島県の経済発展や地域活性化を目指すだけでなく、次世代の企業を育てる場としても注目されています。Plug and Play Japanとの連携により、地域から世界に羽ばたく企業が生まれることを期待されています。このプロジェクトが広島のスタートアップシーンにどのような影響を与えていくのか、今後の展開に注目です。