GMOサイバーセキュリティが陸上自衛隊訓練を支援
2025年2月4日から6日の間、神奈川県横須賀市の陸上自衛隊久里浜駐屯地で行われた「令和6年度多国間サイバー防護訓練」(通称CyberKONGO2025)に、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社が技術支援を行いました。この訓練には、防衛省・自衛隊の各サイバー対処部隊および友好国17か国のサイバーセキュリティ要員が参加し、訓練環境の構築を通じて国際連携の強化を目指しました。
サイバー攻撃対策の重要性
近年、国家レベルでのサイバー攻撃対策強化が緊急の課題とされており、国際的な協力体制の重要性が増しています。CyberKONGO2025の目的は、日本のサイバー攻撃対処能力の向上と、多国間での協力関係を築くことです。訓練では、各国参加者が共同でサイバー攻撃への対策に取り組むことで、信頼関係を深める狙いがあります。
CyberKONGO2025の概要
CyberKONGO2025は、陸上自衛隊主催の国際的なサイバー技術訓練であり、サイバー事案対応力の向上を図ることを目的としています。防衛省の7つのサイバー攻撃対処部隊と、17か国の友好国がリモートで参加しました。
訓練の形式と内容
訓練は「ゼロトラスト」の概念を基に設計され、各班にはセキュリティ侵害が発生している前提のもと訓練が実施されました。主に以下の2つの分野でハイブリッド形式(オンサイト+リモート)による訓練が展開されました。
1.
スレットハンティング技術
セキュリティ侵害の兆候や状況を早期に調査する手法で、各班の能力はJeopardy形式で評価されました。
2.
インシデントレスポンス技術
継続的な攻撃に対してリアルタイムで防御を強化する訓練が行われ、攻撃の成否に基づいて評価が実施されました。
訓練の成果と反響
訓練終了後、参加者からは高い専門性とチームワークが発揮されたとの声が寄せられています。GMOサイバー犯罪対策センターセンター長・福森大喜氏は、参加国が時差を考慮しつつ集中力を保ちながら取り組む姿勢に感銘を受けたと語っています。
執行役員の奥野史一氏も、参加者間で国際的な連携の重要性が再確認され、今後のサイバーセキュリティの向上に向けた意識の一致が見られたとコメント。また、今後も実践的な訓練が続けられることで、相互信頼の構築と能力の向上が図られると期待されています。
今後の取り組み
CyberKONGO2025は、実践を通じた成長を重視し、国際サイバー防御力の向上を目指します。GMOサイバーセキュリティは、訓練環境の構築や技術支援を通じて、各サイバー攻撃対処部隊の能力向上に貢献していく意向を示しています。官民一体でサイバーセキュリティ対策の強化を図り、さらなる国際連携を推進する姿勢が求められています。
GMOサイバーセキュリティ byイエラエとは?
GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、ホワイトハッカーによって構成されたサイバーセキュリティのプロ集団で、脆弱性診断やペネトレーションテストなど、さまざまなサイバーセキュリティ対策を提供しています。国内最大規模のフォレンジック調査やクラウドセキュリティ診断も行い、より安全なサイバー環境を目指しています。
【GMOサイバーセキュリティ byイエラエ】(
公式サイト)による支援のもと、CyberKONGO2025での国際的な連携を促進し、今後もサイバーセキュリティの発展に寄与していくでしょう。