インターンシップ参加の意向が98.1%、大学生の就職意識調査
株式会社学情が実施した最新のアンケート調査によると、2027年3月卒業予定の大学生や大学院生のうち、実に98.1%が選考につながるインターンシップに「参加したい」と回答しました。この数字は、学生たちの就職活動への強い関心を示しています。
インターンシップ参加のメリット
参加希望の学生が寄せた意見では、「会社の雰囲気を実際に感じられる」「選考に直結する機会が得られる」といった理由が挙げられています。特に、「職場体験ができることから、効率的な就職活動につながる」との考え方が広がっています。この調査結果は、インターンシップが今後の就職活動において非常に重要な役割を担っていることを示しています。
早期に動く学生たち
興味深いのは、情報収集を始めた時期です。多くの学生が「大学3年生」から情報収集を進める中、3割以上の学生が「大学1・2年生」の段階から活動を開始しています。この傾向は、早期選考が可能となった近年のインターンシップ制度の変化を反映しており、企業との接点を早めることで選考チャンスを増やす狙いがあります。
就職活動のタイムライン
また、就職活動を完了させたい時期については、「3年生のゴールデンウィークまでに」との希望を持つ学生が20.9%にのぼり、4人に1人が早い段階での内定獲得を望んでいることがわかりました。大学生活をより充実させるために、早めに就活を終わらせたいという声が多く聞かれます。「4年生は卒業論文で忙しくなるため」「内定が決まれば、その後の時間を企業理解や資格取得に充てたい」といった前向きな意見が目立ちます。
調査の背景と学情の役割
この調査は、2025年卒業者からのインターンシップと採用の連携が強化される状況を背景に実施されました。学生たちの選考意識の変化や、企業側も早期選考を行うようになった影響が考えられます。学情は、キャリア形成のサポートに力を入れる企業として、今後も学生と企業の架け橋となり、より多くの選択肢を提供する役割を果たしていくことを目指しています。
まとめ
インターンシップへの参加希望が98%以上に上る今、学生たちの就活意識が変化していることが明らかになりました。早期情報収集や内定取得を目指す学生の動きが、今後の就職活動のスタイルを大きく変える可能性があります。これからの学生たちの活躍に期待が高まります。