AI時代とプロジェクトマネジメントの再考
2025年11月19日、株式会社マネジメントソリューションズ(MSOL)は、早稲田大学大学院経営管理研究科の教授と学生を本社に招待し、見学会を実施しました。この交流を通じて、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の重要性がAI時代においても高まっていることが再確認されました。
開催の背景
近年、企業はデジタルトランスフォーメーション(DX)やイノベーションの推進を図っています。その中で、高度なプロジェクトマネジメントスキルと経営戦略を見渡せるMBA的視点が求められています。MSOLは、未来のリーダーとなる学生たちとの意見交換を通じて、これらの観点を組み合わせ、価値共創の可能性を模索することを目指しました。
イベント概要
この見学会は、16:00から18:00までの約2時間、東京ミッドタウンタワーに位置するMSOL本社で開催されました。参加者には、早稲田大学の澁谷覚教授、David Lau準教授、および11名の学生が含まれます。主に、MSOLに関する企業紹介やディスカッション、オフィスツアーが行われました。
ディスカッションの内容
ブランドマーケティング部長の福井寿和は、MSOLのビジネスモデルや顧客から選ばれる理由などを紹介しました。その中で、「AIが変える未来のマーケティング」について具体的な見解を示しました。特に、マーケティングの認知(Awareness)と検討(Consideration)のプロセスにおいて、AIの存在がいかに影響を与えるかを論じました。
マーケティング変革の視点
1.
認知(Awareness): AIが重要な役割を果たし、AIの存在がマーケティング対象の認知を変化させます。これは、AIO(AI最適化)という新たな形態へと進化しています。
2.
検討(Consideration): 営業資料や提案がAIによる評価を受ける未来が予想されます。このことで、提案内容の信頼性や効果が飛躍的に向上することが期待されます。
結論と今後の展望
早稲田大学ビジネススクールの学生との意見交換を通じ、MSOLはPMOの役割が今後も人とテクノロジーを融合させるマネジメントの基盤として重要であることを再確認しました。この交流で得た知見を基に、MSOLはアカデミアとのさらなる連携強化を進める方針です。新中期経営計画「Beyond1000」では、「PMO共創プラットフォーム構想」を掲げ、地域や国、企業、個人との連携を深めることを目指しています。それにより、日本のプロジェクトマネジメントの生産性向上に寄与すべく、積極的な取り組みを続けていきます。
早稲田大学大学院経営管理研究科
早稲田大学ビジネススクールは、学問と実務の融合を掲げ、経営に関する高度な専門知識を有する人材を育成しています。国際認証EQUIS·AACSBも取得し、マーケティングや情報開示、会計監査など多様な分野で専門的な教育を行っています。
MSOLの企業概要
MSOLは2005年に設立され、プロジェクトマネジメントの実行支援を専門としています。人とテクノロジーを融合した管理手法を提供し、企業や自治体、個人の成長を促進しています。未来のビジネスリーダーとの連携を強化しながら、日本のプロジェクトマネジメントの価値向上に貢献する意気込みです。