最近、デジタルスキル標準(DSM)の導入が急速に進んでいます。特に、一般社団法人日本パブリックアフェアーズ協会が事務局として運営する「DSMパートナーズ」が2024年11月27日(水曜日)に第4回勉強会を開催しました。この勉強会は、企業や自治体でデジタルや人事に関与する担当者を対象にしたもので、多くの参加者が集まりました。
DSMパートナーズは、2023年4月に設立された自主的なコミュニティで、デジタルスキル標準の普及に取り組んでいます。この勉強会の目的は、2023年度に作成された「デジタルスキル標準適用手引・活用時知見・活用事例集」を共有し、企業や自治体がそれぞれの取り組みに活かすための知見を得ることです。
今回の勉強会には、民間企業や自治体から約30名が参加し、テーマは「必要人材像・スキル項目」の自組織用定義についてでした。参加者は、DSMパートナーズの外山から「デジタルスキル標準適用手引・活用時知見・活用事例集」の詳しい解説を受けました。
勉強会の内容
1.
DSMパートナーズ勉強会の概要説明
ここでは、これまでの活動内容や今後の計画が紹介されました。
2.
事例発表
参加企業による事例発表が行われ、特に2024年度第1回勉強会の動画も放映されました。この映像は多くの参加者にとって非常に参考になったと好評です。
3.
必要人材像・スキル項目の定義
各自組織のニーズに基づいて人材像と必要なスキル項目について具体的な事例を交えた説明が行われました。
4.
質疑応答
参加者からの積極的な質問が寄せられ、実際の施策に関する関心の高さが伺えました。
参加者からは「数万人規模の組織でのスキル登録事例は非常に貴重な学びになった」、「他社も同様の課題を抱えていると知り、自社の施策にプラスになった」との声が寄せられました。これは、デジタル人材の育成やロール定義に関する問題は多くの組織で共有されているものであることを示しています。
次回の勉強会は2024年度第5回が予定されており、テーマは「アセスメント・スキル評価」の自組織用定義についてです。これにより、企業や自治体はさらに自らのデジタル人材に関する施策を深められることが期待されています。
DSMパートナーズは今後も、関係省庁やステークホルダーとの連携を強化し、デジタルスキルの標準化とその活用を促進する活動を継続していく予定です。このコミュニティが成長し、デジタル人材の確保や育成に寄与することを期待しています。
お問い合わせ先
一般社団法人日本パブリックアフェアーズ協会 事務局
TEL:03-6821-7869
FAX:03-6685-9400
E-mail:info@j-paa.jp
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