RICCI EVERYDAYが難民支援へ新たな一歩
東アフリカ・ウガンダで、難民の自立支援を目指す「RICCI EVERYDAY」が新たなクラウドファンディングを開催します。このプロジェクトの背景には、国内外の難民支援の現状や、ウガンダが抱える課題があるのです。ウガンダは現在、174万人以上の難民を受け入れていますが、援助が減少する中で、持続可能な支援が求められています。
クラウドファンディングの概要
このクラウドファンディングは、2025年8月4日から9月12日までの期間に実施されます。目標金額200万円を集めることで、ウガンダ北部の南スーダン難民居住地区で「コミュニティ・ナビゲーター」制度を導入し、難民の就労支援を図る計画です。詳細は公式サイトからご確認ください。
難民支援の背景
国連UNHCRによる報告では、2024年時点で世界の難民数は1億2000万人を超え、そのほとんどが紛争や人道危機から逃れた人たちです。ウガンダはアフリカ最大の難民受け入れ国として知られ、他国に比べて寛容な支援政策を持っています。しかし、アメリカの国際援助の大幅削減により、ウガンダ国内の難民支援も影響を受けています。これにより、重大な直面しているのが生活の厳しさです。
プロジェクトの具体的な内容
RICCI EVERYDAYの新たなプロジェクトでは、UN Womenやピースウィンズ・ジャパンとの協業により、難民たちに職業訓練を提供しています。ただし、単に技術を習得することだけではなく、その後の就労や開業に向けた支援が重要です。
そこで、長期的に支援を行う「コミュニティ・ナビゲーター」を育成し、難民が安心して支援を受けられる体制を整えることを提案しています。このナビゲーターは、難民が自らの目標に向かって進むための伴走者として機能します。
コミュニティ・ナビゲーターの育成
今回のクラウドファンディングでは、3つの難民居住地区において、約150名を対象にナビゲーターを育成するプログラムを行います。受講者たちが良きナビゲーターとなり、彼らのスキルや知識を地域に伝えることにより、より多くの難民が支援を受けることが期待されます。
リターンの内容
リターンには、全18種類の魅力的な特典が用意されています。その中には、クラウドファンディング限定のオリジナルTシャツがあります。このTシャツは、南スーダンの難民が作り出した刺繍デザインをモチーフにしており、「絆・パートナーシップ」を象徴するものです。このような取り組みを通じて、物づくりを支えながらつながりを深めていく狙いがあります。
難民とRICCI EVERYDAYのつながり
これまで、RICCI EVERYDAYは都市部で生活するシングルマザーや社会的に疎外されがちな女性を積極的に採用し、彼女たちの自信を高める事業を展開してきました。
また、2023年末からは難民支援の調査も始め、多くの女性たちが職業訓練に積極的に参加する姿を目にしました。彼女たちの目指すのは、得た経験を他の難民女性たちにも伝え、共に支え合うことです。
RICCI EVERYDAYの今後
これからもRICCI EVERYDAYは、オリジナル商品を通じてウガンダと日本をつなげる役割を果たしつつ、新たな支援のかたちを模索していきます。難民自立支援の成果を地域社会に還元し、持続可能なプロジェクトとして成長していくことを目指しています。支援が途切れがちな地域において、安定した暮らしを築くために、私たちにできることは何かを常に考えていきます。