昨年夏、学校内で流行りすぎて一時公開停止となったAI英語学習アプリ『マグナとふしぎの少女』が、GIGAスクール端末向けにアップデートされ、再び学校で話題になっている。
同アプリは、ミントフラッグ株式会社が開発した、AI英会話キャラとの会話や単語クイズゲームを通して楽しく英語を学べるエデュテインメントアプリだ。
公開当初は、その楽しさから生徒たちの間で口コミで広がり、授業中にアプリに夢中になる生徒も続出。授業への集中力低下や、アプリ内でのチャット機能の乱用といった問題点が指摘され、一時公開停止に追い込まれた。
しかし、開発元のミントフラッグ株式会社は、教育関係者との協議を重ね、アプリ内のコミュニケーション機能の制限など、安心安全対策を強化。GIGAスクール端末アプリとして、生徒や先生が安心して利用できるよう、リニューアルした。
今回のアップデートでは、GIGAスクール端末に対応しただけでなく、学習進捗を報告するメール機能も追加された。これにより、先生は生徒一人ひとりの学習状況を簡単に把握することができる。
アプリには、小学校から大学受験レベルまでの2,800個の英単語が収録されており、フォニックスを含む発音練習や定型文のフレーズ学習など、幅広い学習コンテンツが無料で利用できる。
『マグナとふしぎの少女』は、教育機関向けに無償で提供されている。教育機関関係者は、ミントフラッグ株式会社のホームページから問い合わせが可能だ。
同社は、今後も教育機関との連携を強化し、より多くの生徒が楽しく英語を学べる環境を提供していくとしている。