トヨクモクラウドコネクトが新機能を追加
トヨクモクラウドコネクト株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:田里友彦)は、自治体やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)向けの『住民向け給付金パック』に外字出力機能を新たに搭載したことを発表しました。この新機能は、帳票ソリューション企業である株式会社オプロ(東京都中央区、代表取締役社長:里見一典)と協力して開発されました。
新機能の狙いと背景
近年、自治体やBPOのデジタル化が進展する中で、住民の氏名に外字が含まれるケースは多く見受けられます。これまでのシステムでは、外字が含まれる氏名を正確に扱うことが困難であり、帳票出力時に正常表示されない問題がありました。このような問題を解決するためには、手作業で外字部分を補完する必要があり、業務に多大な負担をかけていたのです。
外字が適切に表示されないことは、行政サービスの信頼性にも影響を及ぼします。住民の重要な氏名が「□」などで表示されることは、不適切であり、確認作業に余分な時間がかかる原因にもなります。こうした中で、多数の自治体やBPO事業者から「外字の正確な出力が必要」との要望が寄せられていました。
新機能の特徴
今回追加された外字出力機能のポイントは、以下の通りです:
1.
外字を含む住民情報の正確な出力 - 外字が含まれる氏名でも手作業による修正が不要となり、業務プロセスの効率化が図れます。
2.
ミスの防止 - 手作業による対応を不要にすることで、入力や印字におけるミスを防ぎます。
3.
業務効率化の実現 - 外字表記に起因する確認や修正作業が大幅に削減され、自治体の業務がよりスムーズに進行します。これにより、行政サービスの正確性と信頼性も向上します。
外字とは、JIS規格などに含まれない漢字のことであり、例えば異体字や旧字体がこれに該当します。今後、この外字対応オプションは『住民向け給付金システム』の一部として提供される予定です。
今後の展望
トヨクモクラウドコネクトは、今後も自治体やBPOからのフィードバックに基づき、機能の充実を図ります。すべての人が安心して利用できるシステムを目指し、給付金業務のさらなる効率化と住民サービスの向上に向けて邁進していく所存です。
協業先企業の株式会社オプロ
この度の外字出力機能の実装に際し、株式会社オプロとの協業が実現しました。オプロは、クラウド帳票サービス「OPROARTS」を提供し、業務システムとの結合による帳票作成ソリューションに専門化しています。今回の協業により、高度な技術を『住民向け給付金パック』に組み込むことが可能となりました。
値するエンドースメント
トヨクモクラウドコネクトは、協業先の株式会社オプロや業界の関係者からも高い評価を得ています。株式会社オプロの代表取締役社長・里見一典氏は、外字対応の必要性を強調し、今度の協業が業務効率化だけでなく、住民への丁寧なサービス提供に寄与すると述べています。
また、サイボウズ株式会社の関係者も、トヨクモクラウドコネクトの取り組みを支持し、各社との連携を通じて、kintoneのエコシステムをさらに強化していく意向を示しています。
商号:トヨクモクラウドコネクト株式会社
代表:田里友彦
設立:2023年11月
事業内容:クラウドサービスを通じて、市場ニーズに応えるスピード感のあるシステム提供を行っています。安全なクラウド環境の実現による、企業の安心なシステム利用を支援しています。