つくば市学園南での大規模複合開発プロジェクトが始動
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大友浩嗣)が茨城県つくば市学園南において、2025年6月から本格的な開発工事に入る「(仮称)つくば学園南プロジェクト」の発表が行われました。すでに造成工事は2025年1月に始まっており、分譲マンションの建設が最初の取り組みとなります。
このプロジェクトの主要な目的は、筑波研究学園都市にふさわしい産学官民連携でのまちづくりの確立です。2023年12月に取得した一般財団法人日本自動車研究所(JARI)が所有する約155,390㎡の土地を利用し、分譲マンションや教育、商業、事業施設を一体的に構築する大規模複合開発が進められます。
大規模分譲マンション計画
プロジェクトでは、つくば市内で最大602戸を有する分譲マンションが計画されています。このマンションには、最新の3Dプリンターを使用した製作が可能なラボルーム、子どもから大人まで利用できるワーキングルーム、筑波山の美しい景色を望むパーティーラウンジ、そして屋上デッキなど、多様な共用スペースが設けられる予定です。
また、地域の利便性の向上も考慮されており、商業施設にはスーパーマーケット「カスミ」や思学舎グループの学習塾も出店する計画です。こうした取り組みは、近隣住民の日常生活を豊かにすることが期待されており、地域全体の活性化に寄与するでしょう。
教育機関の移転計画
さらに、このプロジェクトに伴い茗溪(めいけい)学園中学校高等学校が2029年に現校舎から移転する計画が進んでいます。新しい校舎は屋内運動場や人工芝のグラウンドに加えて、学生寮なども整備され、地域に新たな教育拠点が生まれることになります。
科学技術との連携
「つくばスーパーサイエンスシティ構想」にも寄与することを目指し、プロジェクトは科学技術を活用した都市機能の最適化を図る考えです。また、この開発地は実証実験のフィールドとしても利用される予定で、立地する各企業と連携しながら持続的なエリアマネジメントが行われる見込みです。
プロジェクト概要
物件名称:つくば市学園南2丁目計画
所在地:茨城県つくば市つくば研究学園南2丁目8-4
敷地面積:23,513.71㎡
総戸数:602戸
構造・階数:地上15階建て、総延床面積58,294.81㎡
売主:大和ハウス工業株式会社
設計:株式会社長谷工コーポレーション
着工:2025年6月(予定)
竣工:2027年7月(予定)
引き渡し:2027年9月(予定)
学校名称:茗溪(めいけい)学園中学校高等学校
着工:2026年夏頃(予定)
竣工:2029年春頃(予定)
スーパーマーケット「カスミ」や思学舎グループの学習塾
着工予定:2028年(予定)
地元つくば市でのこのプロジェクトは、地域の発展に大きく寄与すると期待されており、進捗が非常に楽しみです。