ソーシャル企業認証S認証とは
有限会社匠弘堂は、社会的課題の解決に取り組む企業として、最近、ソーシャル企業認証制度(通称S認証)を取得しました。この制度は、ESG経営や社会問題の解決を目指す企業を評価するもので、経営方針や事業内容、社会的インパクトに基づいて認証を行います。具体的には、企業の活動が地域社会に与える影響を可視化し、持続可能な社会の実現を目指しています。
匠弘堂が取り組む社会課題
匠弘堂が特に注力しているのは、日本の伝統的な社寺建築の保護です。日本には16万の寺院や神社が存在し、これらは日本文化の象徴でもあります。しかし、現代では効率や利益を追求する中で、従来の手法によらない不適切な建物が増加していることが問題視されています。その原因は、海外からの安価な製品の流入や、職人の技能の低下など様々です。
具体的な課題解決の取り組み
1. 技術の向上
匠弘堂では、職人の技術向上を図るために、定期的な社内勉強会を開催しています。また、全国青年技能競技会への参加などを通じて、常に高い技術を維持しています。これによって、創業以来技術関連のクレームは一切ありません。
2. 専門技術への接触機会
工房の見学会や工事現場の見学会を通じて、一般の方々に職人の技術や社寺建築の面白さを伝えています。これにより新たなファンを増やし、次世代への技術継承を目指します。
3. 情報発信
当社は広報活動にも力を入れています。インスタグラムでは4,400名以上のフォロワーを持ち、自社ウェブサイトやその他のメディアを通じて情報を発信しています。
4. 現代の徒弟制度
新入社員には契約社員として2年間働く制度を導入。これにより、入社後に仕事に対するミスマッチが生じにくくなっています。
5. 業界全体の技術向上を目指す
匠弘堂は同業者との勉強会も行い、技術の共有や意見交換を行い、業界全体の水準を向上させようとしています。
6. 国産材の利用推進
国産材の使用を促すことで、環境への負担を軽減し、持続可能な資源利用を目指しています。
今後の展望
匠弘堂では、社寺建築を通じて循環型社会を再教育し、次世代に伝えていく活動を強化する計画です。また、業界全体の担い手不足についても解決策を模索し、若い才能と伝統産業のマッチングを図ることが課題です。
横川代表のメッセージ
自社が行っている活動を社会に認識してもらうために、様々な取り組みを行っています。これが職人たちのやりがいにも繋がり、結果として高品質な作品が生まれると考えています。
例えば、手仕事の重要性を見直しつつ、良質な仕事で勝負する姿勢を貫いています。今後も社員一丸となって、日本文化を守り、さらなる成長を目指して邁進していきます。
匠弘堂について
2001年に設立され、宮大工専門の社寺建築事業を展開しています。高品質な作品を提供し続けることで、日本の伝統文化の継承に貢献しています。
- - 品質力: 高い品質の提供を心がけています。
- - 人間力: 社会に貢献することを第一に考えています。
- - 技術力: 独自の技術で高い品質を実現しています。
「匠弘堂」として、これからも地域社会へ貢献を続けてまいります。
匠弘堂公式HP
SDGsへの取り組み