AOAO SAPPOROが札幌市動物園条例の準認定施設に
2023年3月5日、札幌狸小路の都市型水族館『AOAO SAPPORO』が、札幌市が定めた「さっぽろの動物園ステップアップ制度」の準認定施設として登録されました。この制度は、生物多様性の保全や動物福祉の向上に寄与する市内の動物園や水族館を支援するために創設されたもので、開業からわずか2年での快挙となります。
AOAO SAPPOROの成長の軌跡
1. 設立と開業
AOAO SAPPOROは、2021年5月に設立準備が始まり、2023年7月にオープンしました。初年度から、多くの来場者を迎え入れ、魅力的な展示や飼育環境の提供に力を入れてきました。その中で、飼育管理やデータ化、リスク管理の徹底などの取り組みが高く評価され、準認定の要件を満たすことができたのです。
2. 準認定施設としての活動
札幌市の「さっぽろの動物園ステップアップ制度」は、条例第10条に基づいて市長が認定を行うもので、AOAO SAPPOROはその重要な位置付けを獲得しました。この制度は、円山動物園を除く市内の動物園や水族館が対象となり、一定の基準を満たすものとして認定されます。
AOAO SAPPOROの理念と未来へ向けた展望
AOAO SAPPOROは、飼育管理日誌のデータ化を含む多岐にわたるプロジェクトを通じて、動物福祉の向上に努めており、準認定取得を機に、さらなる成長を目指しています。今後も、飼育環境の改善、来館者とのコミュニケーションを強化するプログラムの開発など、持続可能な運営を実現するための努力を続けていきます。
サポートする地域との関わり
また、AOAO SAPPOROは、地域の生物多様性に取り組む北海道産いきもの保全プロジェクトにも参加し、地域との連携を深めています。これらの活動は、ただ動物を展示するのではなく、地域の環境教育や保護活動にも影響を与えるものとなり、持続可能な開発に寄与することでしょう。
実際の来場者体験
AOAO SAPPOROでは、毎日様々なイベントやワークショップが開催されており、来場者がより深く動物の生態や保護について学ぶ機会を提供しています。このエデュケーションプログラムは、特に若い世代を対象にしており、未来の環境保護者を育てる重要な役割を果たしています。
終わりに
AOAO SAPPOROの取り組みは、ただの観光コンテンツではなく、動物福祉や生物多様性の保全に対する重要なメッセージを含んでいます。すべての来場者がこの理念に共感し、次世代のための環境保護を考える機会になれば幸いです。このステップアップ制度への登録を契機に、今後もさらなる発展を期待しています。