宮崎銀、脱炭素化へ
2024-07-04 09:46:30

宮崎銀行、パーセフォニの炭素会計システム導入で脱炭素化を加速!地域の持続可能性へ貢献

宮崎銀行、パーセフォニの炭素会計システム導入で脱炭素化を加速!



宮崎県と鹿児島県に拠点を置く地方銀行、株式会社宮崎銀行は、米国発の気候管理・炭素会計プラットフォームを提供するパーセフォニ社のサービスを導入することを発表しました。

今回の導入は、SCSK株式会社とのパートナーシップを通じて実現しました。パーセフォニ社のプラットフォームは、国際的な排出算定基準であるGHGプロトコルやPCAFに準拠しており、投融資先の温室効果ガス排出量(ファイナンスド・エミッション)を一元的に算定することができます。

宮崎銀行は、このシステムを活用することで、多数の投融資先の排出量を効率的に算定し、分析・管理を行うことを目指します。さらに、地域社会の脱炭素化に向けた取り組みを強化し、持続可能な社会の実現に貢献していく考えです。

# 脱炭素化への取り組みが加速する金融業界



近年、気候変動問題への関心が高まる中、金融機関は自社の事業活動だけでなく、投融資先の温室効果ガス排出量にも注目するようになってきました。特に、金融機関自身がカーボンニュートラルを目指すためには、自社のScope3を含む排出状況を把握する必要があり、そのために投融資先に対して脱炭素化の推進を支援することが求められています。

東京証券取引所のプライム市場上場企業は、TCFD提言に基づいた情報開示が求められるなど、株式市場や投資家、規制当局からの要請に対応していく必要性も高まっています。

# 地方銀行の脱炭素化への取り組みを支援



パーセフォニジャパンのカントリーマネージャー、坂本晃一氏は、「SCSKとのパートナーシップを通じて、九州地方の地方銀行様としては初めて当社のプラットフォームをご採用いただき、大変光栄に思います。これにより、宮崎銀行様とともにその多くの投融資先企業における脱炭素化の取り組みを後押しし、カーボンニュートラルな社会作りに貢献できると信じています。」とコメントしています。

パーセフォニは、今後も世界クラスの炭素会計プラットフォームを提供し、脱炭素化に向けた取り組みを支援していく方針です。

# 宮崎銀行の取り組み



宮崎銀行は、「地域との共存共栄」を経営理念とし、地域経済の活性化に貢献しています。2023年4月よりスタートした中期経営計画「First Call Bank」では、「全てのステークホルダーのサステナビリティに貢献し、圧倒的に信頼される銀行グループ」を目指しており、地域社会のサステナビリティ向上に積極的に取り組んでいます。

# 終わりに



今回のパーセフォニの炭素会計システム導入は、宮崎銀行が脱炭素化に向けた取り組みを加速させる重要な一歩となります。地域社会の持続可能な発展に貢献する同社の取り組みが、今後の地方銀行の脱炭素化戦略のモデルケースとなることが期待されます。


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